愛知工業大学 就職ノート2018
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自己分析の目的自己分析の目的自己分析の目的自己分析の目的11自己分析とは 自己分析とは、いわば「自分自身を理解する」ことで、「自分らしさ」をつかむ作業です。自分が日頃どんな行動をしているか、自分の特徴は何か、自分は何を大切にしているのかなど、「自分らしさ」を明確に理解することで、自分の軸が見えてきます。その軸が、就職活動を進める指針になり、「やりたい仕事」を見つけるヒントにもなります。 また、自己分析の結果は選択や決断の根拠にもなります。就職活動は、社会人としての第一歩を踏み出すための非常に大きな選択と決断が求められます。その時に自分の軸がしっかりしていれば、自分の判断に自信や納得感を持つことができるでしょう。逆に、軸がないと、根拠が曖昧なまま「なんとなく」判断をしてしまうことになるでしょう。就職活動においてなぜ自己分析が重要視されているのでしょうか= 基 礎 編 =Section 3-POINT-22就職活動における自己分析のポイント 様々な会社から必ずと言っていいほど問われるテーマは、大きく3つあります。それは、「①学生生活で力を入れたこと・体験したこと(=過去)」「②自分の強み・長所(=現在)」「③志望理由(=未来)」です。この3大テーマに沿った「過去」「現在」「未来」を考えることが自己分析のポイントです。 将来の理想の自分像を考える時に、過去や現在の自分からかけ離れたところでイメージしても、それは現実的ではありません。自分自身の過去や現在に付随する情報(経験・能力・性格的特徴・仕事に対する価値観など)を基盤として考えることが、将来についてよりベストな選択・決断をしていくための、最も有力な「手掛かり」となります。 これを機に、今一度自分自身を振り返り、記憶が薄れていることや忘れてしまっていること、周りは気付いているが自分が気付いていないことなども、明らかにしていきましょう。そしてそれらを、自分だけでなく他人も理解できるような言葉で表していくことが重要です。-POINT-自己分析●就職活動で問われる「3大テーマ」と自己分析の関係…経験を通してどう成長したか…自分の強み・長所は何か…なぜその会社・仕事なのか「学生生活」「自分の強み・長所」「志望理由」過去の自分現在の自分未来の自分過去自分の「過去」→「現在」→「未来」をつなげて考えることが自分自身の理解につながる 過去・現在からかけ離れたところに未来を思い描いても…になってしまう●現実感のない夢●実現性のない理想現在未来未来31Section 3自己分析

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