愛知工業大学 就職ノート2018
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 自分がエントリーを考えている企業について、就職四季報や募集要項で以下のポイントをチェックしてみましょう。採用時間に手間をかけているか?=社員を大事に育てる つもりがあるか従業員数に対して採用数の割合が大きいか=入れ替わりが激しい厚生労働省の調査では、平均は30%前後。NA(No Answer)の表記は、数字が悪くて公表しない場合もある。CHECKCHECKCHECK 「労働基準法」をはじめとした労働法規では、労働時間や賃金・休日など、最低限守るべき労働条件が定められています。これは、事業主に対して、弱い立場にあると言われる労働者(雇用をされて働く人)を保護するためです。(「使用者は、労働者が労働者法定労働時間を超えて労働させる場合や、休日労働をさせる場合には、あらかじめ労働組合と使用者で書面による協定を締結しなければならない」とした「36協定(=サブロク協定/労働基準法・第36条)」などが代表的なものです)ところが、そのような規定に従わず、労働者の心身を壊してしまうほどの過重労働を強いることによって業績を上げるような企業が現実的には存在しています。それが、いわゆる「ブラック企業」です。 情報収集を行う際には、どのような労働条件の会社か調べたり、実際に順守されているかどうかを学内企業展や会社説明会、またOBOG訪問などで確認することが重要です。33情報収集時の注意点-POINT-●企業データを活用しよう月給だけでなくボーナスも確認しよう最低~最高の幅が大きく、必ずしもこの額面ではない女性が働きづらい企業は、男性も働きづらいCHECKCHECKCHECK短期間で離職する人が多いCHECKSection 4業界・企業研究/情報収集51

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