愛知工業大学 就職ノート2018
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面接の目的面接の目的面接の目的面接の目的11「良い面接!?」 採用側と学生のギャップ 採用側にとっての面接の目的は、応募者と直接顔を合わせて話すことで「自社が望むような人物かどうか」を、よりはっきりと判断することですが、学生は「とにかく、自分のことを良く見せる」ことが大切だと考える人も多いようです。もちろん、自分なりに工夫をしてアピールすることはよいのですが、本来の自分を隠して、面接官に良い印象を持たせようと受け答えをすることは面接官は望んでいませんし、質問を進めるうちに、学生が無理をしていることを、面接官は感覚的に察知するものです。採用側が面接を行う意味を理解することが良い面接の第一歩です= 実 践 編 =Section 3-POINT-22「ダメな面接!?」 採用側と学生のギャップ いろいろ厳しいことを言われても、選考に通過したという話はよくあります。学生からすれば「厳しい」面接でも、面接官の「この学生のことをもっと知りたい」という真剣な気持ちが表れてしまっただけ…という場合が多いのです。少なくとも、ほとんどの面接官は、採用の可能性が無いと判断した人に、必要以上の労力を掛けるようなことはしません。-POINT-さっきの応募者いかにも「模範解答」みたいな答えばかりだったな…もし、入社してから全然違っていたら困るな…そのような人はこわくて採用できないよ「細かいことまで聞こうとする」 「突っ込んで確かめようとする」厳しいやり取りの場面を作って応募者に圧迫感を与えるまずは『自分なりに考えて出てきた言葉』でアピールしていることを面接官に感じてもらうことができるか?…が重要「採用候補者」として考えられている可能性が高いということ突っ込まれる場面が全くない面接(特に個人面接)は、面接の途中で「採用の可能性は無い」と判断されている場合が多い*特に「圧迫面接」は、あえて厳しい場面を作ることで、そのような場面に対するストレス耐性や 「感情のコントロール力」「冷静な対応力」などのコミュニケーション力を確認している場合が多い面接官が、応募者の人柄を、ある程度まで把握することができて初めて「その応募者が、当社に合いそうな人物かどうか?」の検討がされる面接で自己アピール●採用する側(面接官)の心理=明らかに採用しない人にはわざわざそのような労力はかけない95Section 3面接で自己アピール

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