愛知工業大学 就職ノート2018
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 「自社が望む人物か」を判断するために、採用側は面接でどのような点を重要視しているのでしょうか。ひとつは「直接言葉を交わすことで得られる学生の人物像」そして、「社会人として必要なコミュニケーション力がどの程度身についているか」です。33採用側が面接で見極めたいこと-POINT- 採用側がその面接で何を重点的に見極めたいのか、また、その学生にどれくらい期待しているかによって面接の内容は異なります。44面接の種類コミュニケーション重視人物像重視-POINT-[ 採用側が見ていること ]●印象・応募書類との一貫性●会社の求める人材との整合性●理解力・判断力・対応力●立ち居振る舞い・言葉の選び方など[ 学生が注力すべき点 ][ 採用側が見ていること ][ 学生が注力すべき点 ]人物像の把握コミュニケーション力の確認アピール内容が応募書類の内容と一貫性があり、かつ応募書類より具体的な内容が伝えられるか?会社の求める人材像をしっかり理解したうえで自分の強みや特徴を伝えられるか?好印象を与えるような雰囲気があるか?・相手が話していることを、きちんと理解して聞くことができているか?・自分の伝えたいことを、相手に分かるように伝えられる力があるのか?・相手に失礼にならないような言葉の選び方・使い方はできるか?・様々な場面、様々なタイプの人に合わせて、柔軟に対応できそうか?・動揺してしまいそうな場面や、怒りが収まらないような場面でも冷静 に対応できそうか?・相手に好印象を与えるような雰囲気を持っているか?・初対面の人とでも自然な会話のやり取りが出来るのか?●場面を問わず、日常的に発揮されるコミュニケーション力…など…など●特に、面識のない人との関わりの中で発揮されるコミュニケーション力…など●その人の「マネジメント能力」の評価にも関連するコミュニケーション力個人面接集団面接グループ討論主な目的基本的な形式実施時間主な特徴15分~30分程度30分~60分程度30分~90分程度会議や交渉などの場面で、どのような力がどの程度発揮できるかを見る「グループをリードする」「客観的な判断ができる」など、学生の適性を見る5~8名程度の学生を1グループとし、進行も学生が行う場合が多い学生複数名に対して、面接官も基本的に2名以上で対応複数の学生を比較しながら効率的に選考する基本的なコミュニケーション力を相対的に確認する学生1名に対して、面接官は1名、または複数名で対応「採用の可能性がある」人物として、応募者の資質や適性を多角的・詳細に確認する採用選考の初期~中期段階で実施される場合が多い集団の中での役割遂行力、チームワークなどが問われる採用選考の初期~中期段階で実施される場合が多い一問一答的な受け答えではなく、答えたことに対して、さらに詳細な内容まで問われることもある(深堀り質問)自分自身の表現力と共に、他の学生の話を聞く態度も評価されるP.97参照P.97参照P.100参照P.100参照P.101参照P.101参照96基礎編 Section 1基礎編 Section 2基礎編 Section 3基礎編 Section 4基礎編 Section 5実践編 Section 1実践編 Section 2実践編 Section 3実践編 Section 4

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