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「愛工大・土木」が「JABEE」への取り組みを報告

2015.03.09 イベント

 平成26年度の愛工大FD講演会が2月26日、八草キャンパスで開かれ、都市環境学科土木工学専攻の教員グループが「JABEE」への取り組みを報告しました。JABEEは日本技術者教育認定機構の英語略。1999年に設立され、国際的に通用する技術者の育成を目的に、大学など高等教育機関で行われている教育プログラムの内容や水準が適切かどうかという視点で審査、認定しており、国内の工農理系学科の四分の一が受審しています。土木工学専攻では、「愛工大・土木」の伝統や方針を踏まえながら2008年に初めて受審し認定されました。その後、2011年に中間審査、2014年に継続審査を受審し認定されました。

 講演会では学科長の内田臣一教授がJABEEの実地審査の概要を説明した後、具体的な四つの取り組み事例が報告されました。JABEEでは柔軟な発想や創造力に基づく問題解決能力が最も重視されており、これに対応した形で鈴木森晶教授が毎年実施している自由な発想で行うブリッジコンテスト、山本義幸准教授が実施している小規模ダムの適地を探す夏期集中講義がエンジニアリング・デザイン教育として、また小池則満准教授による授業参観、岩月栄治准教授による卒業研究などの取り組みが紹介されました。

 本学では土木工学専攻が唯一受審していますが、取りまとめにあたった内田教授は「今後も継続して外部評価に取り組み、授業改善に役立てたい。審査にあたってもさらに工夫を重ねていきたい」と総括しました。

 FDは高等教育改革の一環として義務化され、各大学でさまざまな取り組みが行われています。本学でも毎年講演会を開くなどして、日本高等教育評価機構の認証評価でも認められています。平成26年度の講演会は昨年11月14日にも開かれ、沢田克敏電気学科教授が2007年度から開発に取り組んできた「ネットワーク配信授業の実践」について、中井孝幸建築学科准教授が「建築設計製図における授業改善の取り組み」と題して、それぞれ報告しました。

写真は、FD講演会でJABEEへの取り組みを報告する都市環境学科学科長の内田臣一教授

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