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豊田市向けアプリ 開発状況を太田市長に説明

2015.03.20 TOPICS

 本学と豊田市が締結している包括連携協定に基づき、情報科学科の学生たちが研究開発を進めている〝豊田市向けスマートフォンアプリ〟について、3月4日、豊田市役所に太田稔彦市長を訪ね、今年度の成果を報告しました。研究は昨年度始まり、情報面で市の抱える問題点を明らかにし、ITを活用して市活性化に役立てようとの目的です。市のサポートを得ながら、2年目はさらに発展させました。

 この日は指導に当たる水野忠則教授、菱田隆彰准教授、内藤克浩准教授と学生6人が市役所を訪れ、まず菱田准教授が経過報告しました。構築したのは観光ガイドアプリ「COMAT」、子育て支援情報アプリ「MAP for childcare」、豊田市広報広聴アプリ「豊田市ポータル」の3点で、学生たちが太田市長に使い方を直接説明しました。COMATはあまり知られていない観光地や農産物直売所を推薦し、利用者が訪れて口コミを投稿すると豊田市に関する豆知識が得られるのが特徴です。MAP for childcareは利用者が店舗や施設の情報を投稿し、みんなで地図を作り上げていくものです。豊田市ポータルは今年から開発を始めたもので、市民と市政が双方向の情報のやり取りで距離を縮めることのできる情報伝達手段を提供するのが特徴で、特にスマートフォンを利用する若い世代への広報広聴手段として期待されます。

 アプリの反応について市職員のアンケートも行い、内容については概ね好評でしたが、アプリの運用、情報の更新の仕方など、さらに検討が必要な問題点も出ました。説明を受けた太田市長は「あと一歩という感じですね。どれもニーズが高いので来年度は実用的なシステムとなるよう、これからも頑張ってください」と激励していました。

 この後、連携担当の市職員とも懇談、「市民にとってのメリットや情報の切り口がカギ」などのアドバイスを受けていました。開発は来年度も継続される予定です。
 開発担当の学生は小川開、稲本勝己、早川直輝、西脇綾香、鬼頭和也、大村宗士朗、佐藤太一、杉本祐介の皆さんです。

写真は、㊤太田稔彦豊田市長を囲み、アプリ開発状況を報告する情報科学科の一行
    ㊦太田市長に子育て支援情報アプリの使い方を説明する西脇綾香さん

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