開催日:2014年12月13日(土)
自律型ロボットによるゲームを通して、ロボット製作とプログラミングの技術を競い合う世界的なイベント「ロボカップ」。そのジュニア部門「ロボカップジュニア」の東海大会が、12月13日(土)に淳和記念館で開催されました。競技は「レスキューA」「レスキューB」「サッカーA」「サッカーB」「ダンス」の5種目。それぞれの会場に分かれて、大会優勝とジャパンオープンへの出場権獲得を目指します。
◎レスキューチャレンジ
レスキューチャレンジの会場は、ノード大会と同じ1階オープンラボ。レスキューAのプライマリ20チーム、セカンダリ17チーム、レスキューB1チームが、自作の自律型ロボットによる被災者(缶)の救出にチャレンジします。
レスキューAプライマリでは、各チームとも被災者救出はならなかったものの、着実に得点を重ね、2回のチャレンジ合計375点を獲得した「earth」が優勝しました。
レスキューAセカンダリでは、1回目のチャレンジで3チームが被災者の発見・持ち上げに成功、この3チームによる優勝争いとなりました。結局、1回目に最高得点を獲得した「meiden 02」がそのまま逃げ切り、合計545点で優勝しました。
レスキューBは、世界大会優勝経験のある強豪「Team ADVANCE」1チームのみの参加。1回目、2回目ともオールクリアはなりませんでしたが、迷路を巡回しながら被災者を発見する高度なロボット技術を披露してくれました
- レスキューAプライマリ
優勝 earth
2位 チーム ミヤト
3位 DB - レスキューAセカンダリ
優勝 meiden 02
2位 meiden 16チップ
3位 meiden-SC01 - レスキューB
優勝 Team ADVANCE
◎サッカーチャレンジ
サッカーチャレンジの会場は、2階オープンラボ。サッカーBオープンリーグ5チーム、サッカーBライトウェイトリーグのプライマリ8チーム、セカンダリ3チーム、サッカーA19チームが、自律型ロボットによるサッカー競技を行いました。
サッカーBオープンリーグは、予選リーグ1位の「岡田・村田チーム」が、決勝でも17対5と圧倒的な強さを見せつけて優勝しました。
サッカーBライトウェイトリーグプライマリは、予選3試合で49得点を挙げた「名倉・鳥屋チーム」が決勝でも2試合54得点を記録。驚異的な強さで優勝しました。 サッカーBライトウェイトリーグセカンダリの決勝は接戦となりましたが、予選1位の「野呂柚斗・春斗チーム」が、残り数分で得点を重ねて優勝しました。
サッカーAは、予選リーグでは2位だった「三井・山口チーム」が、13対10、10対9と僅差で勝ち上がり、そのまま決勝でも勝利。見事逆転優勝しました。
- サッカーBオープンリーグ
優勝 岡田・村田チーム
2位 加藤・杉野・村田チーム
3位 杉野・山口チーム - サッカーBライトウェイトリーグプライマリ
優勝 名倉・鳥屋チーム
2位 北岡・森下チーム
3位 寺田・永江チーム - サッカーBライトウェイトリーグセカンダリ
優勝 野呂柚斗・春斗チーム
2位 岩崎・森・吉川チーム
3位 坂部・野村チーム - サッカーA
優勝 三井・山口チーム
2位 濱嶋・北原チーム
3位 佐藤・杉下チーム
◎ダンスチャレンジ
- ダンスチャレンジの会場は、2階マルチラボ。7チームが参加し、自律型ロボットによるダンスパフォーマンスを競い合いました。
- この季節にぴったりのクリスマスとサンタクロースをテーマにしたかわいいパフォーマンスや、2台のボクシングロボットの動きに合わせて参加者自らもボクシングの動きをするユニークなパフォーマンスなど、各チームとも工夫を凝らした演出で観客を楽しませる中、優勝したのは6人組のチーム「妖怪'S」。人気アニメ「妖怪ウォッチ」のテーマソングに合わせて、ロボットと一緒に息の合ったダンスを見せてくれました。
- 優勝 妖怪'S
- 2位 増井・纐纈・中村チーム
- 3位 深見・加藤チーム
- 今大会で優勝した8チームは、3月26日~28日に兵庫県尼崎市で開催されるジャパンオープンへの出場権を獲得しました。また2位以下の上位チームは、各地で開催されているブロック大会の結果次第で、ジャパンオープン出場のチャンスがあります。ジャパンオープン、さらには世界大会でも、好成績を残してくれることを期待しています。今大会の反省をふまえ、さらなるレベルアップに励んでくださいね!