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「ロボカップジュニア2012 愛工大大会」開催報告

2012.11.03 イベント

開催日:2012年11月3日(祝)

自律型ロボットによるゲームを通して、ロボット製作とプログラミングの技術を競い合う世界的なイベント「ロボカップ」。そのジュニア部門のノード大会として、今年も11月3日(祝)に「ロボカップジュニア愛知工業大学大会」が開催されました。ロボット制作を学ぶ小中学生や愛工大付属中学・愛工大名電高校の部活動からの参加者など、今年も数多くのチームが「レスキューチャレンジ」を競いました。

レスキューチャレンジは、ロボットが決められたルートをたどりながら被災者を救援する能力を競うゲーム。大会用に設置された2台の「アリーナ」上でロボットを動かします。「アリーナ」にはいくつにも仕切られた部屋や坂道があり、決められたルート上には障害物や被災者に見立てた物が配置され、ロボットは自動でそれらを検知しながら進むことになります。1チームにつきチャレンジは2回、その合計点で順位を競います。  受付を済ませたらすぐに、選手たちはチャレンジ前のロボット最終調整のため、パドックと呼ばれる調整のための席へ。そのパドックに入れるのは、選手たちとスタッフのみ。付き添いで来ているご家族は入らずに、待ち合い席で試合開始を待ちます。

開会式を終えたら、いよいよ試合開始です。決められた順番に従い、各チームがアリーナに向かいます。審判のコールを合図に、1チーム8分間のチャレンジがスタート。選手が自律型ロボットのスイッチを入れたら、あとはプログラムによる自動走行、原則ロボットに触ることは出来ません。黒色のテープで示されたルートをトレースしながら、ルートの切れ目や障害物を検知し、回避しながら進んでいきます。ロボットがコースアウトまたは不調の場合、続行するか進行停止するかは選手自身が判断しなければなりません。獲得点数やロボットの状況を瞬時に見極めることになるため、戦略性も重要なポイントです。

1回目のチャレンジでうまくいかなかったチームは、結果をふまえ、他チームのチャレンジも参考にしながら、ロボットの改造やプログラムの変更に取りかかります。

1回戦のあとは、お昼休憩。付き添いのご家族と一緒に昼食をとり、食べ終わると急いで各チーム2回戦に向けた再調整を行います。  休憩時間が終わり、いよいよ2回目のチャレンジ開始。「アリーナ」上で果敢にチャレンジするロボットや、それを見つめる選手たちの祈るような姿が印象的でした。

試合後は結果発表と表彰式が行われ、各部門の1~3位のチームに賞状と記念品が贈呈されました。レスキューAのプライマリ部門は前田瑶晴選手、セカンダリ部門は杉村剛生選手、レスキューBはTeam ADVANCEが優勝しました。  各部門の上位チームは、東海ブロック大会への出場権を獲得。その後に控えているジャパンオープン、さらに世界大会をめざすことになります。ロボットをレベルアップさせて、この次はさらに好成績が残せるよう期待しています!

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