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「新エネルギー技術開拓拠点」がキックオフ

2015.11.25 TOPICS

 本学の新プロジェクト「グリーンエネルギーのための複合電力技術開拓(新エネルギー技術開拓拠点)」のキックオフシンポジウムが11月20日、八草キャンパスで開かれ、教職員や学生ら約250人が出席しました。本学では自然エネルギーを活用する電力技術開発研究が従来から進められ、平成22年度から26年度にかけては文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「ナノ材料制御技術による新規太陽光エネルギー利用統合技術の創出(グリーンエネルギー研究拠点)」を4つのテーマで推進、数々の成果を創出してきました。
 新エネルギー技術開拓拠点は成果を踏まえ、さらにステップアップを目指すもので、エネルギーの有効活用「Comfort and Community Green Grid System、 C.C.G.G.システム」の開発とそれを支えるエネルギーデバイス・材料開発を2チームに分かれて進めます。シンポジウムは、過去5年間の研究の成果を総括し、今後の進むべき道を明らかにする目的で、はじめに後藤泰之学長が「科学技術の発展は人類に豊かさを与えた一方で地球環境の保全といった新しい課題も生まれました。本プロジェクトが低炭素社会の実現に大きな貢献を果たしてくれるものと期待しています」と挨拶しました。
 第1部では前プロジェクトの研究代表者を務めた澤木宣彦電気学科教授が「グリーンエネプロジェクト成果の概要」を説明、続いて徳田豊電気学科教授、津田紀生電気学科教授、大澤善美応用化学科教授、鳥井昭宏電気学科教授が個別研究成果を報告しました。
第2部では新プロジェクトリーダーの雪田和人電気学科教授が新プロジェクトの柱となる「C.C.G.G.システムの開発」について、サブリーダーの森竜雄電気学科教授がそれを支えるエネルギーデバイス・材料開発について説明しました。
最後に舟橋俊久名古屋大学 未来材料・システム研究所教授が「再生可能エネルギー技術の動向と将来への期待」と題し、産業技術総合研究所の吉田郵司主任研究員が「エネルギーデバイス(太陽電池、パワエレ、電池、燃料電池)の現況」と題してそれぞれ招待講演しました。


 新プロジェクトのメンバーは次の通りです。
【C.C.G.G.システムの開発】
 雪田教授、北川一敬機械学科教授、水野勝教情報科学科准教授、鳥井教授、大澤教授、糸井弘行応用化学科准教授
【エネルギーデバイス・材料開発】
 森教授、五島敬史郎電気学科准教授、徳田教授、岩田博之電気学科准教授、津田教授、森田靖応用化学科教授、澤木教授

写真① 教職員や学生ら約250人が出席して開かれたキックオフシンポジウム
写真② 新プロジェクトへの期待を述べる後藤泰之学長
写真③ 前プロジェクトの成果を報告する澤木宣彦教授
写真④ 新プロジェクトリーダーの雪田和人教授
写真⑤ サブリーダーを務める森竜雄教授

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