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広告配信システムでイノベーション賞 電気学科・池田技術職員と情報科学科・菱田准教授

2016.02.12 受賞・表彰

 電気学科技術職員の池田輝政さんと情報科学科の菱田隆彰准教授が企業との共同研究で開発した広告配信システムが、電子情報通信学会の知的環境とセンサネットワーク研究会の主催する2015年度センサアプリケーションアイディアコンテストでイノベーション賞を受賞しました。
 開発したシステムは、現実のショッピングモールなどを想定し、利用者が商品に興味を持つと、ウェアラブルデバイス(AppleWatch)の生体センサーが反応し、タイミングよく適切な広告が表示される画期的な仕組みです。iPhoneに採用された「iBeacon」の技術とTwitter 、AppleWatchアプリ、サービスサーバーから構築されており、コストが安価で個人情報の収集も極力抑えられるというメリットがあります。
 本学総合技術研究所が実施するプロジェクト共同研究の一つ、株式会社リオとの共同研究の中から生まれた成果です。池田さんらは「生体情報を健康管理以外に活用する良い方法が提案できたと思う。ただ、今回のシステムは商品を見つけたときの興奮度を心拍数だけで測定しているので、それ以外の生体情報の利用、組み合わせを検討し、より精度の高い測定を目指したい」と意気込んでいます。


写真㊤:画期的な広告配信システムを開発した池田輝政さん(右)と菱田隆彰准教授 
写真㊦:生体センサーに反応してAppleWatchに表示される広告

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