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北海道函館市から本学の産学連携を視察に

2016.02.15 TOPICS

 2月5日、北海道函館市の『産学連携 クリエイティブネットワーク』と『函館工業高等専門学校地域連携協力会』が本学八草キャンパスを訪れ、ロボットミュージアム・地域防災研究センター・耐震実験センターを合同視察しました。両団体の会員企業や高等教育機関の今後の事業展開、生産等の改革・改善に役立てる目的で、製造業や産学連携について先進的に取り組む愛知県を訪れたもので、世界に誇る独自技術を持つ企業などのほか、産学連携を実践する高等教育機関として本学に白羽の矢が立ちました。

 一行はまず、新2号館の「ロボットミュージアム」を視察。知能機械システム工学研究室(機械学科・奥川雅之准教授)の鈴木壮一郎さん(大学院工学研究科博士後期課程2年)が、災害調査用ロボットScott(スコット)の実用化を目指して実際に産官学連携で開発・研究が進められている実績を紹介し、連携を通して実感した双方のメリットや課題、活動成果などを報告したあとScottの実演を行いました。

 続いて、知的計測制御研究室(電気学科・古橋秀夫教授)が研究・開発している2足歩行ロボット・案内ロボット・海洋生物ロボットなどについて中村彰さん(大学院工学研究科博士前期課程2年)が学外活動でのエピソードなどを交えながら紹介し、新2号館入り口に設置されたプールで本物そっくりなウミガメロボットの実演を行いました。

 その後、一行は地震情報の活用や地域防災力向上のための技術開発・研究拠点として設立された「地域防災研究センター」に移動。センター長の正木和明教授(土木工学科)から、地域防災についての研究活動、研究成果、防災においての地域連携の重要性などの説明を受け、最後に国内最大級の「耐震実験センター」を見学しました。それぞれの施設で一行は、時折大きくうなずくなど終始興味深げな様子で活発に質問し、実際に企業と連携を行う大学や学生の話を聞き、研究や開発の成果だけでなく若手技術者の育成という面でも大きな意味をもつ『産学連携』の意義を強く実感する視察となったようです。

 本学では、社会への貢献という役割を一層果たすために、国内はもとより諸外国の研究者・研究機関・団体・企業などとの交流・連携を深めており、今後も共同研究・受託研究などを積極的に行っていきます。

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