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学校防災シンポジウム 愛知・岐阜・長野の小中教師らと意見交換

2016.02.29 TOPICS

 本学が各地の小中学校と連携して取り組んできた防災マップ作りなどの事例を紹介し、意見交換するシンポジウム「マップからはじまる学校防災~小中学校と研究者のコラボレーション~」が2月27日、八草キャンパス1号館で開かれました。

 地域防災の拠点となる小中学校の教師や行政の防災担当者ら約150人が参加。開会のあいさつで、正木和明・地域防災研究センター長が東日本大震災で学校の避難行動の結果が明暗を分けた例を踏まえ「シンポジウムの成果を防災教育に役立てていただけたら」と呼びかけました。

 第1部では、児童が作った地域の防災マップが国立研究開発法人防災科学技術研究所主催の防災コンテストで優秀賞に輝いた愛知県岡崎市立常磐東小学校など、愛知、岐阜、長野県内の2小学校・3中学校の校長らが先進的な活動事例を報告。「被害は必ず出る。防災でなく徹底した減災の意識が必要」などの提言がありました。

 第2部では廣内大助・信州大学教育学部教授や本学の研究員らが管理防災と防災教育の在り方、集団避難行動の可視化などについて事例報告。これらに基づいて第3部のパネルディスカッション「はじめての学校防災」で、学校と地域のかかわり方などをテーマに会場の参加者と活発に意見を交わしました。 

写真は、学校と地域のかかわり方などを話し合ったパネルディスカッション

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