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CG・メディア研究室 DICOMO2016 五年連続の野口賞ほか 

2016.07.29 受賞・表彰

 7月6日~8日、「情報処理学会シンポジウム DICOMO2016」(三重県鳥羽市)が開催され、情報科学科水野慎士教授が発表した「2人用テーブルトップ型運動視差立体視CGシステムとインタラクション手法の提案 」が、優れたデモ発表に贈られる「野口賞」を受賞しました。水野教授の同賞受賞は5年連続となります。また併設のデジタルコンテンツ発表会でも水野教授が指導するCG・メディア研究室の萩野真歩さん(4年)が「立体映像を共有した対戦ゲーム」で優秀発表賞を受賞しました。

 水野教授が受賞した「2人用テーブルトップ型運動視差立体視CGシステムとインタラクション手法の提案」とは、同研究室で開発された「擬似的三次元コピー」や「お絵描きダンスステージ 」などで使われる運動視差立体視CGシステムを2人で同時に使用できるように拡張したものです。

萩野さんは、水野教授のシステムの応用例として従来にはない新しい体験ができるCGゲーム「立体映像を共有した対戦ゲーム 」を制作しました。

 また同研究室からは7月にアメリカで開催された世界最高峰のCGに関する国際会議「SIGGRAPH2016」で、岩崎妃呂子さん・近藤桃子さん・伊藤玲さん(いずれも3年)ら6名による研究が採択されて発表を行いました。これは5月に行われたいけばな龍生派130周年記念展の「いけばな影絵」を実現するための基盤技術に関する研究です。「SIGGRAPH2016」では水野教授も今回野口賞で受賞したシステムについて発表しています。

 CG・メディア研究室では、立体CGによるインタラクション(相互作用)を利用したユニークなシステムの開発が数多く行われており、様々なイベントで実演するなど学外での活動も活発に行っています。子供から大人まで様々な年代の方が楽しめるインタラクティブな仕掛けは、来場者も参加できることから好評を得ており、多方面から出展の依頼が寄せられています。自分たちが手掛けたシステムの反響を直に見られるとあって、これらの学外活動は研究・開発に取り組む学生らのモチベーション向上につながっています。

※写真はSIGGRAPH2016での様子です。

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