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VRで減災を 地震体感アプリ開発で受賞

2017.02.14 受賞・表彰

 ()NTTドコモなどが主催するスマートフォンアプリコンテスト「NEXT COMMUNICATION FORUM 2016」が開催され、アプリ開発:テーマ部門・フリー部門・サービスアイデア部門の3つの部門に対し応募作品が3,459作品という激戦のなか、CGメディア研究室(情報科学科・水野慎士教授)の山本拓真さん(情報科学科4年)がアプリ開発:テーマ部門で優秀賞を受賞しました。

「地震発災時に備える/役立つアプリ」というテーマに対し応募者の多くが、地震が起きた後に補助となるアプリを提案するなか、山本さんは地震が起こる前にその脅威を知っておくことも地震発生の備えになるということに着目して、地震を擬似的に体感できるアプリ「セルフ地震シミュレーター」を自作しました。

 このアプリは、被験者がVRゴーグルを装着しスマートフォンを揺らすと、アプリの中に構築された三次元CGの部屋の中で地震が発生し、物理シミュレーションによってテーブルが動いたり家具が転倒。また、被験者が椅子に座った状態で他の人に揺すってもらうと椅子の揺れを感じながら、VRゴーグルで眺める三次元CGの世界で地震の揺れの体感と家具の転倒などの視覚を合わせた「地震とその被害の疑似体験」が可能となるというものです。

 審査ではユニークな発想と高度な技術力が高く評価されて、部門4位に相当する優秀賞の受賞が決まり17日にNTTドコモ東海支社で表彰式が行われました。

山本さんは4月から大学院に進学し引き続きアプリ開発を続けます。

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