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情報科学科 堤幸彦監督 『発想』をテーマに特別講義

2017.05.16 TOPICS

 5月9日、本学客員教授を務める映画監督の堤幸彦氏が来校し、八草キャンパス1号館で情報科学科3年生を対象に、本年度第1回目の「デジタル映像処理及び演習」の特別講義を行いました。
 講義の冒頭で堤監督は、テクノロジーが発達し誰もがいつでもやりたいことを実現できるスピードや選択肢がある現在の映像の世界においては、他者と違う作品を生み出す『発想』が大事であると話しました。この日の講義では映像制作など「ものづくり」を通して監督と親交のある歌手SEAMOさんを始めテレビ番組やイベントの企画・製作に携わる6名をゲストに迎え、対談形式で現場の声を紹介しました。

 対談では、それぞれのルールやマナーの中で自己表現の核となる部分を大事にする、同じ素材もどのように料理するかで違いが出る、あるモノに興味を持った時にもう一つ何かを組み合わせる、一人では難しいことも集合体で多様性や適材適所を活かすなど、発想を組み合わせる面白さについて経験に基づく貴重な話を聞くことができました。
堤監督らしい軽快なトークや進行で、途中、役者でもある中内さんが堤監督から与えられたテーマに沿って即興でプレゼンをしたり詩を読んだりするなど、ユーモアたっぷりの楽しい講義となりました。

 堤監督は、「作品づくりにおいてどこまで作品に熱意を注げるかが重要だが、100%の熱量で素晴らしい作品を作るアマチュアはいるが続かず、プロは70%くらいの熱量で延々と作品を作り続けることができる。」とプロとアマチュアの違いを解説。いかに自分が楽しめるかが大事であると話し、学生たちは真剣に耳を傾けていました。
 ゲストからは「10代で見たもの、聞いたものや驚きなどが今の作品作りにもつながっている。現場の生の声を直に聞く貴重な経験を活かし、夢に向かって進んでほしい」とメッセージが、またSEAMOさんからはフリースタイルのラップで学生たちにエールが送られました。

【対談メンバー】
・堤幸彦さん(映画監督) 
・SEAMOさん(歌手・ラッパー) 
・池田京平さん(中京テレビ) 
・伏原健之さん(東海テレビ)
・神楽くるるさん(イベントクリエーター・声優)
・中内こもるさん(役者・パワポカラオケ全日本2連覇・ポエトリースラム2017日本代表)
・江口和久さん(株式会社カミングスーン代表取締役・プロデューサー)

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