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建築学科 国際コンペ「THE PLAN AWARD 2017」最終審査にノミネート

2017.06.08 TOPICS
  • 右から安井教授、殿谷さん、三井さん、平井さん、村山さん

 イタリアの代表的建築専門誌『THE PLAN』を発行する雑誌社の主催で行われた「THE PLAN AWARD 2017」の最終審査に、大学院工学研究科博士前期課程2年の殿谷仁視さん、平井創一朗さん、三井崇司さん、村山大騎さんが設計した案がノミネートされ、517日にイタリアのベニスで最終審査と授賞式が行われました。

 4人は、環境共生都市を目指す韓国の順天市が実際に2018年の竣工を目指している、市の歴史や文化に触れられるアートセンターを設計しました。3Dプリンタを駆使して模型を制作したり、設計案を練り上げ、最終調整では後輩たちも協力し、研究室を挙げてバックアップしました。指導した安井秀夫教授の評価も高く、イタリアでの国際コンペ「THE PLAN AWARD 2017」のフューチャー部門に応募した結果、光や風、建物と地形との調和、CO2排出量の削減など、自然に配慮しながら建築物とその環境が一体化する提案に対し、その実現性や将来性が評価され、最終審査にノミネートされました。

 ベニスで行われた最終審査には指導教員の安井教授と、メンバーを代表して殿谷さんと三井さんが出席しました。国内コンペへの参加や、東アジア圏に研究のため訪れるなど国内外に視野を広げて研究していますが、実際に欧州での国際コンペに参加したのは初めて。世界的に著名な建築家も参加するなどいつもとは全く雰囲気が異なり緊張したようですが、積極的に他作品を見て回って質問したり、自分たちの作品をPRしたりと、今回参加できなかったメンバーの分も貴重な機会を無駄にしないよう精力的に活動しました。

 現地では学生による完成度の高い設計案に対し、健闘をたたえる声も多く聞かれ、三井さんたちは「大きな自信になりました。今後、社会に出ていきますが、これからもチャンスがあれば世界を目指したい」と目を輝かせました。

 研究室では先輩たちの挑戦や健闘を身近に感じることで互いに刺激を受け「受け身ではなく何事にも積極的に挑戦する」という雰囲気が自然と生まれ、研究室全体の向上心を高める好循環が続いています。

 これらの課外活動は、学生チャレンジプロジェクトとして申請しており、大学が参加費などの経費を助成して学生たちの挑戦を支援しています。

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