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大久保教授が国際会議ICDL2017で「ハンス・トロッパー記念講演」の栄誉に

2017.07.11 TOPICS

 工学部電気学科の大久保仁教授が、6月25~29日に英マンチェスターで開かれた「液体誘電体に関する国際会議(ICDL)2017」の席上、「ハンス・トロッパー記念講演(Hans Tropper Memorial Lecture)」を行う栄誉に浴しました。
「ICDL」は世界最大の電気・電子工学分野の学会である米国電気電子学会(IEEE)が3年に1度開催する国際会議で、大会を象徴するプログラムである「ハンス・トロッパー記念講演」では、毎回1人の研究者が表彰を受けて講演を行います。
 19回目となる今大会は英国・マンチェスター大学で開催され、24か国の188人が参加し、151件の論文発表が行われました。日本からも東大、九州工大などの大学や日立、三菱などの企業が参加しました。
 大久保教授によるハンス・トロッパー記念講演「液体誘電体中における電気光学Kerr効果を用いた電界測定と直流電気絶縁技術」は、開会式に続いて行われました。
 大久保教授は「質疑の時間に収まらないほどたくさんの質問が寄せられた」と記念講演を振り返り「愛工大から国際レベルの研究成果を発信していく若い研究者たちのためにもこの記念講演が良いメッセージになれば」と次の世代への期待を語りました。


※記念講演「液体誘電体中における電気光学Kerr効果を用いた電界測定と直流電気絶縁技術」概要

電力機器の電気絶縁油・プレスボードなどによる複合絶縁構成において、実験的に電気光学Kerr効果を用いた電界・電荷挙動測定と、解析的に有限要素法を用いた直流電界解析手法を組み合わせて、高電圧直流電気絶縁技術の向上を図った研究成果をまとめて報告した。広く将来の直流応用電気絶縁技術の向上、直流送変電技術の信頼性向上に貢献する内容となった。

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