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TeamAIが地域貢献 VR映像で防災意識を喚起

2017.08.25 TOPICS

 86日、トヨタ労働組合会館「カバハウス」で開催された「カバハウスBOSAIラボ」において、メディア情報研究会/TeamAI(情報科学科・鳥居一平教授)が、VRを用いた地震疑似体験コンテンツを展示しました。

 このイベントは「地域の人たちに、災害時の対処法や危険性をもっと知ってほしい」というコンセプトで開催されたもので、地元の幼稚園・小学校の児童と保護者を中心に、約2000人が来場しました。
 制作したコンテンツは、豊田の街中で実際に地震が起きた場合のシミュレーション映像をVRで表現したもので、豊田市駅が崩壊していくVR映像は豊田で生活されている方にとってはかなりインパクトがあったようです。

 ゴーグルを装着し、VR視聴体験をした子供たちは口々に「市駅が壊れてる!」「市駅が大変な事になっているよ!」と見慣れた風景が壊れていく様子にとても驚き、VRコンテンツが終了しても夢中でゴーグルを覗き込んでいる様子がとても印象的でした。

 リーダーを務めたメディア情報専攻2年の小寺遼太朗さんは「見慣れた景色が地震によってどのように変貌するのか、被災した場合にはどう行動をすればよいかを、豊田市駅前の360度映像を使用し、煙や落下物、揺れにより視覚化しました。VR機器の負荷にならないように何度もコンテンツの改良を重ねました。」と、努力が報われ喜んでいました。

 今回共同で企画を進めた株式会社CBCクリエイション・技術センター長の太田さんは「地域社会との繋がりを大切にするトヨタ労組が、対外的にイベントを開催するのは初のことです。愛工大の防災VRは、地域に還元される素晴らしい展示になりました。今回で終わることなく、来年度にも発展させていきたいです。」と話しました。

 メディア情報研究会/TeamAIでは、企業や官公庁などと提携し研究成果や制作コンテンツを実社会に適用・還元する活動を行っており、制作を通して様々な社会経験を積むことで、実践的なものづくりを学んでいます。

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