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院生が海外の学会で学生優秀論文表彰

2017.09.29 受賞・表彰
  • 学生優秀論文表彰を受けた高林享平さん
  • 発表の場で質疑に答える高林さん
  • 国際会議場の前で(右から2人目が高林さん)

「電気機器・システム工学研究室」(大久保仁教授)に所属する大学院工学研究科博士前期課程電気電子工学専攻2年の高林享平さんが、アルゼンチン・ブエノスアイレスで開かれた第20回国際高電圧技術シンポジウム(ISH 2017)でポスター発表を行い、学生優秀論文表彰を受けました。

 同シンポジウムは8月27日~9月1日、国立トゥクマン大学を会場に開かれ、世界40か国から参加した370人の研究者が発表を行いました。本学からも大久保研究室の学生2人がポスター発表を行い、高林さんが、世界各国の学生12人が表彰された学生優秀論文表彰に輝きました。

 高林さんが発表した論文のテーマは「空気中における高電圧直流部分放電特性と固体表面帯電および電荷供給源に関する研究」。将来の直流送電(HVDC)方式を見据え、電気絶縁技術と放電現象について究明した結果を述べました。高林さんにとって英語での論文発表は昨年のカナダでの学会に続いて2回目で、前回の経験を生かし、人だかりができるほど注目を集めた発表の場でも各国の研究者と堂々と質疑をこなしました。

 来春から社会人となる高林さんは「とても光栄な話で、自分の研究が注目されたことで自信が付きました。さらに精進しなければと思います」と喜びを話しています。指導に当たる大久保教授は「きちんと準備すれば、海外の学会で評価されるレベルの研究に本学の学生は取り組んでいる。自信を持って後に続いてほしい」と若者たちの奮起を促しています。

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