10月24日、八草キャンパス1号館3階のメディア視聴覚室で、「低学年のうちに将来を考えるヒントをつかもう！」をテーマに、キャリアセンターの主催で、低学年(1～2年)向けキャリアガイダンスが開催され、1年生40名、2年生42名の計82名が参加しました。

　日頃から本学の学生の就職活動を支援いただいている株式会社マイナビから講師を招き、理系学生を取り巻く就職活動の現状、企業が求める学生像、企業が採用時に重視する力など、就活支援を通して収集された生きたデータを提示しながらガイダンスは進行されました。
『自分で考え、さまざまな場面での変化に柔軟に対応できるか』など、仕事を進めるうえで必要と思われる要素を持ち合わせているかどうかを判断するため、近年は、履修履歴や成績評価、課外活動などに加え、学生の性格傾向なども参考にしながら、学生を多面的に理解しようとする企業が増加傾向にあります。
　途中、参加者は株式会社マイナビが提供する「性格・適性診断」を自身のスマートフォンで受験しました。自分の性格傾向、長所や短所について示されると、当たっている部分や自分では気付かなかった部分などをそれぞれピックアップし、長所は強みとして伸ばす、短所は改善するためのアクションを起こすなどのアドバイスを受けました。また、長所と短所は紙一重であり、とらえ方の違いや伝え方次第で印象が変わるという話には、驚くと同時に納得の表情も見せ、自分自身に重ねている姿が見られました。

　ガイダンスの最後にキャリアセンター職員が、「低学年の早い時期から、このようなガイダンスを受けることを、就活のための準備ではなく将来の自分のキャリアのための準備ととらえてほしい」と話し、今後も開催される低学年を対象としたさまざまな就活支援講座を告知しました。
　学業を通して身に付く力は、企業が採用時に重視している力と重なる部分も多く、低学年の参加者たちにとって、これからの学生生活を有意義に過ごすためのきっかけとなるガイダンスになりました。