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CG・メディア研究室 情報処理学会山下記念研究賞を受賞

2017.11.09 受賞・表彰

 本学情報科学科のCG・メディア研究室(水野慎士教授)に所属する岩崎妃呂子さん(情報科学科4年)が、情報処理学会の「2017年度(平成29年度)山下記念研究賞」を受賞しました。受賞対象となったのは、岩崎さんと水野教授が「マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム(DICOMO2016)」で発表した「影内部映像に対するインタラクションの提案」です。

 物体にプロジェクタで映像を投影するとできる物体の影内部にも映像を投影し、それらの映像とのインタラクションを実現するシステムを提案したもので、物体を傾けると物体と影内部の映像も動いたり、ユーザが自身の影で映像の中に手を入れて映像内の物を取り出すことができます。発想が非常にユニークであり、DICOMO2016で優秀論文賞を受賞した実績や、デジタルサイネージへの応用など今後の展開が期待されるとして高く評価されました。

 表彰式は来年3月に早稲田大学で開催される情報処理学会80全国大会の中で行われます。同賞は、情報処理学会のさまざまな大会、シンポジウム、研究会で発表されたすべての発表の中から特に優秀な論文を毎年選出するもので、今年は51件が選出されました。多くの受賞者が大学教員,企業研究員,大学院博士課程学生として第一線で研究しており、学部生での選出は岩崎さんだけという快挙となりました。

 また、昨年は水野慎士教授、一昨年は梶克彦准教授が受賞しており、本学情報科学部としては、3年連続の受賞となります。

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