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沖縄海洋ロボットコンペティション2017で最優秀賞 ほか

2017.11.17 受賞・表彰

 11月11日・12日の両日、沖縄県宜野湾市の宜野湾マリン支援センターで「第3回 沖縄海洋ロボットコンペティション 2017」が開催され、本学から参加したチームが最優秀賞を獲得しました。最優秀賞を獲得したのは、学生チャレンジプロジェクト「水中ロボットプロジェクト」( 指導教員 機械学科・内田敬久准教授)チーム 「Blue―A」のウミガメ型ロボット「AIT-STRⅢ」です。

 コンペでは部門ごとにワークショップ(ポスタープレゼンテーション)と競技・演技(デモンストレーション)が行われ、それぞれ課題ごとに設定された得点の合計点で順位が決まります。「AIT-STRⅢ」は、新規技術を競うフリースタイル部門に参加しプレゼンテーションと海洋デモンストレーションの両方で1位を獲得。同部門で最優秀賞に輝きました。このほかにも同じくフリースタイル部門に挑戦したチーム「Blue―B」の「AIT-DRV」が、イルカ型ロボットでプレゼンテーション・海洋デモンストレーションの両方で3位となり敢闘賞を受賞しました。
 これら2体のロボットは、知的計測制御研究室(電気学科・古橋秀夫教授)のもとで行われているバイオミメティックス技術(生体模倣技術)の研究を応用したロボットで、その高い運動性能と制御理論が評価されました。

 また、遠隔操作による探査技術を競うROV部門では、チーム「チャレンジAIT」の「SSR」が参加。探査競技で思っていたパフォーマンスが得られない部分もありましたが、ポスターセッションによって採点されるワークショップ点で2位につけるなどプレゼンテーションの評価が高く、学生たちにとって大きな自信となりました。
 このロボットは知能集積システム研究室(機械学科・内田敬久准教授)のヒレ推進機構の研究がベースと成っており、3種類のヒレを巧みに操る技術の独創性が高い評価を得ました。ポスタープレゼンテーションでは、ポスターの構成、話し方、わかりやすさ、質疑応答、技術内容等が評価の対象であり、日頃から取り組んでいるロボットミュージアム関連イベントでの説明経験が活かされました。どのチームも日々の活動の成果を実感するとともに、新たな課題を得て今後もチャレンジを続けていきます。

■フリースタイル部門 最優秀賞 →チームBlue-A「AIT-STRⅢ」 
  大井円香さん 松井佑樹さん(いずれも大学院工学研究科電気電子工学専攻博士前期課程1年)
■フリースタイル部門 敢闘賞 →チームBlue-B 「AIT-DRV」  
  大塚雄大さん  小澤日向さん(いずれも電気学科4年)
■ROV部門(ポスタープレゼンテーション2位)チームチャレンジAIT「SSR」     
  河合勇太さん、菰田直樹さん、加藤久弥さん、今田康裕さん (いずれも機械学科4年)

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