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「住宅デザインコンテスト」で審査員特別賞

2017.12.19 受賞・表彰
  • 左から受賞した十時さん、植原さん

 建築設計研究室(建築学科・宮本好信教授)の十時佑輔さん、植原慎也さん(いずれも建築学科4年)が、毎日新聞社主催の「第3回 住宅デザインコンテスト」で審査員特別賞を受賞し、11月19日に毎日新聞東京本社ビル(東京都千代田区)で表彰されました。
 同コンテストは日本国内の専門学校・短期大学、大学・大学院に在籍して建築を学ぶ学生らを対象としたコンテストで、今年は全国から286点の応募がありました。今回のテーマは「木に寄り添う"家"」。木造であるということだけではなく、木に寄り添ってきた日本人の新しい木造住宅のアイディアについて募集されました。 
 十時さんと植原さんは、現在の家族の形態は、家父長を中心にしたものではなく、独立した個人が集まり暮らしを共有して家族を構成している場合が多いと考えました。一人一人がそれぞれ1本の木の下でくつろいでいる風景から、それぞれが自分の空間を維持している様子を連想し、それらがたがいに寄り添っているような住宅であれば、プライベートを確保しながらも繋がりを感じることができ、現代の家族形態に適した住宅になるのではないかという提案を「くらしのやどり樹」として発表しました。
 審査員からは、アイディアはもちろん、それぞれの空間を維持しながら、木(木造住宅)と共に寄り添う家族のイメージを繊細なタッチで表現した建築パースが高く評価されました。
 好評だった建築パースを描いた十時さんは「まさか受賞できるとは思わなかった」と驚いた様子で、また木造建築を多く手掛ける企業に内定した植原さんは「今回のコンペに参加するに当たり改めて木造建築についてしっかり勉強したことが今後、仕事をするうえでも役立つと思う」と話し、受賞を喜びました。
 表彰式の様子や、作品については12月1日付の毎日新聞全国版に掲載されました。

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