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梶研の院生がIEEE名古屋支部学生奨励賞を受賞

2018.01.31 受賞・表彰
  • IEEE名古屋支部学生奨励賞を受賞した安達悠太さん
  • スマホの画面で対応付けされた歩行空間データとフロアマップ

情報科学科ユビキタス情報処理研究室(梶克彦准教授)の大学院1年、安達悠太さんが、平成29年度電気・電子・情報関係学会東海支部連合大会(昨年9月7~8日に名古屋大学で開催)で「屋内歩行空間ネットワークとフロアマップの対応付けシステム」の発表を行い、IEEE名古屋支部学生奨励賞を受賞しました。
 安達さんの発表は、GPSが利用できない屋内のナビゲーションシステムに関する研究です。ナビゲーションは人間が目で見て使用するシステムのため、コンピュータが処理する歩行空間のデータと、通常のナビゲーションの地図に相当するフロアマップの対応付けが必要になります。
 安達さんは、スマホのセンサーなどで収集した人の移動情報を可視化し、立体構造である建物内の歩行空間のデータを、高さが同じ座標群を一つの階層として管理する方法でフロアマップとの対応付けを行いました。これにより、階層間を移動した場合のつながりが把握しやすくなるというメリットがあります。
 安達さんは今後の課題について「使用するフロアマップ画像が自動で目的の場所付近へ適切な向きと大きさで生成されるようにするなど、できるだけ簡単に利用できるよう工夫したい」と述べています。東海支部大会で発表するのは今回が2回目といい「発表までのスケジュールが厳しく、緊張感を持ち続けながら当日を迎えましたが、本番では落ち着いて話すことができました。発表も研究もさらに精進していきたいと思います」と受賞の喜びを話しました。


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