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CGメディア研究室が防災イベント「BOSAIラボ」にコンテンツを出展

2018.05.24 TOPICS

トヨタ労組が5月13日に組合会館「カバハウス」(豊田市丸山町)で開催した地域の防災イベント「BOSAIラボ」に、本学のCGメディア研究室(情報科学科水野慎士教授)が制作したインタラクティブデジタルコンテンツ「Toyota City Creation」と「セルフ地震シミュレーション」が出展されました。

 「Toyota City Creation」は、紙にペンで車のお絵描きをするとその車が立体的なCGになり、豊田市をイメージしたCGの街を走るというコンテンツです。このCGの街ではときどき地震が起きて建物が傷つくのですが、お絵描きして車をどんどん走らせれば街は復興していきます。また、CGの街の映像の前で手を振ると、街に花びらを降らしてカーネーションを咲かせることもできます。

「セルフ地震シミュレーション」は、体験者が台車に座り、VRゴーグルを装着します。すると、まるで部屋にいるようなCG映像が見え、台車を揺すられると体験者はもちろん揺れを感じるのですが、その揺れをセンサーが検知して、VRゴーグルで見ている映像にその揺れを適用します。CGの部屋の家具や食器が揺れたり倒れたりして、体験者は実際の揺れと視覚的な揺れで地震を体感することができます。このコンテンツは研究室の山本拓真さん(大学院経営情報科学研究科博士前期課程2年)が開発しました。

 「Toyota City Creation」では研究室の4年生4人が運営に加わり、300人以上の子供たちが楽しくお絵描きによるCG制作を体験しました。また、「セルフ地震シミュレーション」ではアンケートも実施し、回収枚数60枚以上と反響がありました。

  • 紙にペンで車のお絵描きをする子供たち
  • 立体的なCGとなり、豊田市をイメージした街を走る車
  • VRゴーグルを装着し、揺れを体感する参加者
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