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ユビキタス情報処理研究室の院生が優秀発表賞

2018.06.04 受賞・表彰
  • 優秀発表賞を受けた磯村奎介さん

ユビキタス情報処理研究室(情報科学科・梶克彦准教授)の大学院博士前期課程2年、磯村奎介さんが、論文「角速度と磁気センサを単独で用いたステップ認識手法」により、情報処理学会モバイルコンピューティングとパーベイシブシステム研究会の第87回研究発表会(5月24~25日・沖縄県久米島町)で優秀発表賞を受賞しました。

 磯村さんは、歩行者の位置を推定する技術の一環として、スマートフォンに内蔵されている角速度センサ、磁気センサをそれぞれ単独で使用し、歩行の一歩一歩を認識する手法を提案しました。GPSが使用できない屋内で歩行者の位置を推定する場合、移動距離に加速度センサ、移動方向に角速度センサ、高さ方向に気圧センサを用いる方法がありますが、これらセンサの併用によってスマートフォンの消費電力は増大します。磯村さんは、センサを単独で使用すれば消費電力が抑えられると考え、歩行者の腰の回転を検出して歩数を推定する実験を行いました。

 「苦労して取り組んだ甲斐がありました。実験に協力していただいた皆さんに感謝したい」と受賞を喜ぶ磯村さんは、今後は進行方向の推定を研究し、引き続きセンサを単独で用いた位置推定に取り組んでいきます。

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