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レスキューロボットコンテスト競技会愛知予選を開催

2018.07.02 イベント

 都市災害の救命救助活動をテーマにしたロボットコンテスト「第18回レスキューロボットコンテスト競技会」の愛知予選が7月1日、八草キャンパス新2号館で開かれました。防災とロボットに関心を高めてもらうイベント「AITロボット×防災ワークショップ」も同時開催されました。

 コンテストは阪神・淡路大震災をきっかけに考案され、今年は全国の高専・短大・大学・一般の24チームが神戸と愛知に分かれて予選を行いました。愛知予選には本学を含む8チームが出場し、開会式で曽我部博之副学長が「競技で得た知識や技術を、これからの科学に応用していただきたい」と挨拶しました。

 会場となった地下2階の建築学科グランドギャラリーには市街地を模した1/6スケールの競技フィールドが設けられ、その中に要救助者を模したレスキューダミー(愛称ダミヤン)が配置されました。各チームは、遠隔操縦するロボットで邪魔ながれきを取り除いてダミヤンを救助し、競技フィールド外へ搬送するまでの救出状況を競いました。ダミヤンにはセンサーが内蔵され、衝撃の検出や時間の経過でフィジカルポイント(体力値)が減っていきます。ダミヤンの状態などをリアルタイムで映し出す大型画面も会場に設置され、来場者は救助の様子を熱心に見守りました。

 競技の結果、本学の「長湫ボーダーズ」、会津大学の「RELO×17」、静岡大学の「レスキューやらまいか」、岡山大学の「おかQ」、群馬県立伊勢崎工業高校の「Ithascreat」の5チームが本選出場を決めました。本選は8月11、12日に神戸市の神戸サンボーホールで開かれ、神戸・愛知両予選で選抜された計14チームが競います。

 一方、AITロボット×防災ワークショップはロボットミュージアムで開催され、家族連れ客らでにぎわいました。市販の工作セットで作ったレスキュークローラ―の操縦を来場者に体験してもらうコーナーのほか、AITロボットミュージアムの活動紹介、災害時に活用できる新聞紙のスリッパ作りなど名古屋市港防災センターのブース展示があり、関心を集めました。

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