本学の学生たちによるソーラーカープロジェクトが今夏も「ソーラーカーレース鈴鹿」に参戦し、総合4位・ドリームクラス3位の好成績を収めて念願の表彰台に上がりました。
ソーラーカーレース鈴鹿は5時間に及ぶ耐久レースで、今夏も8月3~4日に鈴鹿サーキット国際レーシングコースで開催されました。本学チームは昨年の大会で車体が破損した反省から、強度の高い部品への変更、軽量化、新しい制御装置の導入などマシンのスペックアップを図り、さらに試走会にも参加して入念な準備で臨みました。
鈴鹿サーキット周辺の過去の天候から発電量を予測してレース計画を立て、横井俊哉さん(電気学科4年)、山本壮志さん(同2年)、川原佑斗さん(機械学科2年)の3人がドライバーとして乗車しました。ピットでは常時8人ほどがマシンから送られてくるさまざまなデータやライバルチームのラップタイムをモニターし、状況に応じてドライバーへ指示を飛ばしました。また、パンクなどの事態に備えクルーが常に待機しました。
3日に行われたフリー走行で昨年より40秒速いタイムを記録し、決勝では7位からのスタートとなりました。4日に行われた決勝レースでは、序盤から激しい4位争いとなり、自分たちのペースを崩さず上位を維持しました。レース中盤、暑さにより多くのチームにトラブルが発生する中、堅実な走りで総合3位まで上昇しましたが、終盤にペースが下がって総合4位・クラス3位でのゴールとなりました。
これは2008年に参戦を始めて以来、最高の成績となり、表彰台で感激のシャンパンファイトに浴した学生たちは喜びを爆発させました。
チーム代表の岸竣済君(電気学科3年)は「ピット責任者として参加した昨年はレース中盤にリタイアという大変悔しい思いをしたので、うれしさもひとしおです。来年はマシンをさらに改良し、表彰台のさらに上にのぼることができるよう、チーム一丸となって活動していきます」と今後の抱負を語りました。