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卒業設計で全国3位・中部地区最優秀賞

2019.04.17 受賞・表彰

 建築学科住居デザイン専攻を今春卒業した中家優さんが、卒業制作「輪中建築-輪中地帯の排水機場コンバーションによる水との暮らしの提案-」によって、「せんだいデザインリーグ2019卒業設計日本一決定戦」(3月3日・仙台メディアテーク)で全国3位入賞を果たしたほか、「NAGOYA Archi Fes 2019 中部卒業設計展」(3月11~12日・吹上ホール)でも最優秀賞を受賞しました。

 安井秀夫教授の住・商空間デザイン研究室に所属した中家さんは、水防とともに、そこで得られる資源を有効活用することで生業を生み出してきた輪中地域をテーマに卒業制作に取り組んできました。現在の輪中は防災・環境面からネガティブに捉えられがちですが、中家さんは、水という地域の要素と生業を組み合わせることで建築を創り出し、輪中という地域のプライドをつくっていく提案を行いました。その建築は流域圏としての要素を強めるとともに、親水空間を生み出す公共的な建築やランドスケープへと転換されます。こうしていくことで、共同体の強度を高め、最初はネガティブだったものがポジティブに捉え直されていく持続可能な輪中地帯の在り方を設計しました。

 学生時代の集大成である卒業設計で全国3位・中部地区最優秀賞の結果を出した中家さんは「1年のときから設計を含め、多くのことを教えていただいた安井先生、非常勤講師の方々や大学院の先輩に感謝します」と喜びを話しています。

  • せんだいデザインリーグ2019卒業設計日本一決定戦で賞を受ける中家優さん
  • せんだいデザインリーグ2019卒業設計日本一決定戦で受賞した中家優さん(前列左から4人目)
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