大学院工学研究科博士前期課程2年の高木良浩さんが、米国プロフェッショナル・エンジニア（P.E.）制度の一次試験に相当するファンダメンタル・エンジニア（F.E.）試験に合格しました。本学からのF.E.試験合格者は9人目です。

　米国のP.E.制度はエンジニアの資格制度として国際標準化しつつあり、本学では、P.E.を受験するための「P.E.コース」（現・「アドバンスエンジニアプログラム」）を2009年度から機械学科に設け、学生を指導しています。システム制御研究室（早川義一教授）に所属する高木さんは学部3年時からコースに参加し、さらに同じ志の仲間との勉強会で受験勉強に励んできました。

　F.E.試験では実社会で要求される技術力が問われ、3月15日に大阪で受験した高木さんは「難問にぶつかっても投げ出さず、根気よく解き続けた受験勉強の積み重ねが功を奏した」と振り返ります。

就職活動中の高木さんは「自動車関連分野で、世界の人のために貢献できる仕事をしたい」と夢を描き、F.E.試験に合格後も引き続き勉強会に参加して仲間を励まし、自己を磨いています。

　本学の「P.E.コース」「アドバンスエンジニアプログラム」は、その理念と体系化されたプログラムがP.E.・F.E.試験実施をサポートするJPEC（日本P.E.・F.E.試験協議会）に高く評価されており、受験学生の合格率は100%となっています。