経営学科(自由ヶ丘キャンパス)で5月14日、総合講義2の講師として元陸上自衛隊陸将補の山下和敏・大和ハウス名古屋支社営業推進部長が招かれ「東北大震災半径3キロ内の記録」と題して話をしました。
山下氏は2011年3月に起きた東北大震災当時、施設科部隊である第2施設群(福岡県飯塚市)群長として高線量下の福島第1原発周辺で行方不明者捜索などを指揮し、約100日間に及んだ活動をつぶさに記録しています。
山下氏は撮影した写真や携帯電話で記録した日記などを基に、世間に広く知られることのなかった原発3キロ圏内の捜索状況などについて解説。美談だけに収まりきらない内容ながら、地元の建設業者との間で「真の官民一体」といえる大作戦が繰り広げられたことや、隊員たちの人間味あふれる行動などが次々と報告され、受講した約80人の学生たちは真剣な表情で聞き入りました。
総合講義2では、学生たちに今後の人生について広く考えてもらうための多彩な講師を迎えた授業が4~7月の計15回予定されています。