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夢をあきらめず教員採用試験に合格した若者たち

2019.10.18 TOPICS

 大学卒業後も教師になる夢をあきらめず、勉強を続けて教員採用試験合格を勝ち取った若者たちがいます。そんな4人が、同じ道を志す後輩たちにアドバイスを贈りました。

 奥田成哉さん(平成27年応用化学科卒業)は、野球少年としての歩みを故障で断念し、将来の夢を教員に切り替えました。卒業後は愛知県内の商業高校などで講師として理科を教え、工業の免許を取得するために本学に戻って科目等履修生に。母校・名電高校の工業の教員に採用が内定しました。

 瀬古航大さん(平成30年機械学科卒業)は、昨年度、故郷・三重県の採用試験では合格を果たせず、愛知県内の私立工業高校教員になりました。さまざまなことを生徒たちから学んで互いに成長していることを実感し、やはり故郷での工業高校教員という強い想いを実現しようと、今年度、教員採用試験に再チャレンジして夢を叶えました。

 尾河勇太さん(平成30年経営学科卒業)は、愛知県立大学の社会教育学研究室でマイノリティーや貧困問題について学んだ傍ら、中日新聞にも紹介された本学教職課程学生の活動「ピース」に参加し、生きづらさを抱える子供たちに勉強を教えています。 活動をもとに来年4月から大阪の高等専修学校の教員になります。

 鵜飼匠さん(平成27年名古屋芸術大学卒業)は、在学中に情報・美術の教員免許を取得し、愛知県内の高校で講師勤務を経て、父親と同じ工業デザインの教員を目指すようになりました。免許を取得するために本学の科目等履修生になり、愛知県立高等学校教員採用試験に合格を果たしました。

 それぞれに異なる経験を積んだ4人は「在学中の現場経験が決め手になりました。子供たちの『ありがとう』の一言で疲れが吹き飛びます」と振り返ります。教員を目指す後輩たちには「子供と向き合い、ともに歩んでいけるのが教師の魅力。その素晴らしさを知ってほしい。対策は同じ夢を持った仲間とともに、早く始めること」とアドバイスを贈っています。

  • 奥田成哉さん
  • 瀬古航大さん
  • 尾河勇太さん
  • 鵜飼匠さん
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