研究室紹介

バイオ環境化学専攻 ゲノム創薬化学研究室

病気を根元から治療する、画期的な核酸医薬をリードする。

次世代型医薬のキーワードは、マイクロRNA。

ヒトの生命現象は、たんぱく質が担っています。たんぱく質を遺伝子から合成するときに、遺伝子情報を転写し、これを翻訳する大事な仲介役を果たすのがRNA(リボ核酸)です。RNAの一つである「マイクロRNA(miRNA)」は、ヒトの体内に2000種類以上存在すると言われており、近年、がんの増悪や転移に深く関わっていることが明らかになってきました。
がん細胞の内部では特定のmiRNAが少なくなっているため、これをがん細胞に注入することでがん細胞を死に導き、細胞を正常化することも可能となっています。
当研究室では、miRNAを補充する治療法によって効率的にがんを治療する、次世代型医薬の開発を行っています。

高度な核酸医薬の研究を可能にしたノウハウと研究体制。

遺伝情報を司る「核酸」を医薬品として利用するのが、「核酸医薬品」です。従来の医薬品では狙えないmiRNAやメッセンジャーRNA(mRNA)の分子を創薬ターゲットとすることが可能で、病気の根元から治療できる画期的な医薬品として高い期待が寄せられています。
がんだけでなく、アルツハイマーやALS(筋萎縮性側索硬化症)、アレルギーなど、これまで治療が困難だった病気の医薬品開発が可能となるため、世界中で盛んに研究が行われています。
当研究室の特徴は、この核酸医薬品を開発するための、合成→細胞での創薬評価→合成化合物のデザインへフィードバックという効率的な研究サイクルが確立していること。
病気の治療方法を変える新しい薬が、この研究室から誕生する日も遠くないかもしれません。

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