愛工大マガジン番外編MOTTO

先輩たちに「もっと」いろいろ聞いてみたい!

愛工大で学びに夢中![プロジェクションマッピング]情報科学科 メディア情報専攻3年 木下 優さん 私立聖隷クリストファー高等学校出身 多くの人を楽しませる作品づくりが目標。3Dプロジェクションマッピングにも挑戦したい。
Q.いま取り組んでいる研究を選んだのはなぜ?A.人を感動させる作品作りに自分も関わりたい

プロジェクションマッピングは、立体物に映像を投影する技法です。2012年、東京駅・丸の内駅舎を大正時代の姿へ復元する工事の完成イベントでプロジェクションマッピングが披露されて話題になり、いまではテーマパークでも人気のアトラクションとなっています。近年、多くのメディアで紹介されるようになったことから、新しい映像技法かと思われるかもしれませんが、じつは15年以上も前からベースになる考え方が存在していました。
この研究は先生からの発案で、初めてプロジェクションマッピングを見せていただいたときは、映像技術の進歩を目の当たりにして感動しました。「簡単な仕組みでも人を感動させることができるんだ!」。この感動に突き動かされ、自分も作品を作ってみたいと思うようになりました。

Q.プロジェクションマッピングに取り組んでから身についたことは?A.目的と手段を区別して考えること

現在、エンタテイメント性の高いアーティスティックなコンテンツを制作していますが、最初のころは「期限内に完成させなければならない」とそのことで頭の中がいっぱいになってしまい「観る人をどのように楽しませるか?」という肝心な部分がおろそかになっていました。いくら自分の納得いく作品ができたとしても、観る人に楽しさを提供できなければ意味がありません。最終的な目標はあくまでも「人を楽しませること」。目的と手段を混同してしまうと、ゴールを見失ってしまうことに気づかされましたね。

Q.今後の展開は?A.3Dのプロジェクションマッピングにも挑戦したい。

いま取り組んでいるのは約5分の作品。各チームで分担しながら作っています。いまはまだ各チームの完成度がバラバラで統一感を出すのに苦戦していますが、この作品を納得いくまで仕上げたいです。また、複数のイベントからプロジェクションマッピングを披露してほしいというオファーもいただいているので、できるだけ応えたいと思っています。今後は3Dのプロジェクションマッピングにも挑戦していきたいと考えています。

木下さんが関わった作品はコチラ 「京都生き物文化誌学会/京都例会」 ~京の芸にみえる生き物たち…若冲からマンガまで~
愛工大のココが魅力!
1.映像制作の設備が最先端 2.自分の興味を掘り下げて学べること 3.自分専用のパソコンを支給してくれること

専攻で使う部屋のMacにはグラフィック系、3D系などの必要なアプリケーションがすべて入っているので、プロジェクションマッピングを制作する際に困ることはありません。なんと、先進の設備である「モーションキャプチャー」まであるんです! 現物を初めて見たときは驚きました。また、先生方はいろいろな大学で教鞭をふるってきた経歴の持ち主ばかりで、より専門的で深い知識を教えていただけるのも魅力です。

追い込み勉強法
復習をしながら、弱点をつぶしていく勉強を行いました

学校のある日は帰宅後、授業で分からなかったところや過去に間違えたところを中心に復習をし、弱点をつぶしていく勉強に力を入れました。夏休みは午前、午後ともに勉強。進み具合を随時確認しながら、学習時間、睡眠時間を調整しました。大切なのは毎日規則正しい生活を心がけること。次の日に影響が出るので徹夜は厳禁です!

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