心地よい風がそよぐ晴天に恵まれた2日間。
愛工大のチカラと魅力が全開に!
2016年7月23日(土)、24日(日)の二日間にわたり、八草キャンパス(豊田市)と自由ヶ丘キャンパス(名古屋市千種区)の両校舎にて、オープンキャンパスが開催されました。
八草キャンパスでは、電気、化学、機械、建築など55ものテーマでデモンストレーションなどを実施。最新技術にふれる場を設けることで、高校生たちの関心を集めました。
一方自由ヶ丘キャンパスでは、経営情報システムを軸として12のテーマを展開。経営に愛工大ならではの情報のエッセンスを盛り込んだユニークな研究発表などで、高校生はもちろん、その家族の方にも興味深い内容となりました。この時期としては珍しく、さわやかな風が吹き抜けるキャンパスの中で繰り広げられた2日間のレポートです。
受付案内
オープンキャンパスに来場された方々の窓口となるのが受付案内。ここでオープンキャンパスのパンフレットや入試ガイド、過去の入試問題集(通称 赤本)などの資料一式をひとりずつ渡します。この時期は猛暑も予想されることから、熱中症対策のドリンクの無料配布も行いました。来場者の方は、受付案内役の学生の元気な笑顔ときめ細やかなサービスに、にこやかな表情でキャンパス内へ入っていきました。
説明会&相談ブース
入試個別相談ブースは、常に待ち時間が出るほどの大盛況。特に推薦入試の状況やその内容について、入試センターの職員が丁寧に説明していました。ブースを訪れた高校生やその保護者の方々は、生きた情報が得られるまたとないチャンスだと、次々と質問をしており、愛工大への注目の高さがうかがえました。
説明会&相談ブース
学食「自由ヶ丘食堂」で行われた個別相談。八草キャンパス同様、保護者同伴で訪れる高校生が多く、入試内容や学費、学生生活などについて、熱心に質問していました。この日は地域の夏祭りも兼ねて開かれていたため、大勢の子供たちも来場。かき氷やポップコーンの無料配布や、バンド演奏などで楽しむ姿も見られました。地域の方にも学食を解放し、ランチを楽しむ人もいたりと、賑やかで楽しい雰囲気のオープンキャンパスとなりました。
学食体験
受付時に配布されたパンフレットには、ランチチケットが付いており、各学食で提示すると無料で食べられるようになっています。学食は大学ならではです。高校生たちは初めての学食に、その安さと美味しさに驚いているようでした「大学に入れば毎日食べられるんだ!」と友人同士、笑顔で語り合う姿があちこちで見られました。
理工系ガール企画
愛工大の女子学生による専用ブースを設け、理工系ガールを目指す来場者のために説明を行いました。実際に愛工大で学ぶ女子学生に大学生活のありのままの様子について、直接聞けるとあって、ブース内は常に満席。ブース内にはさまざまな媒体に紹介された女子学生の写真や、彼女たちの日常のスナップ写真を展示。研究に取り組む真剣な姿や、キャンパスライフを満喫している様子などを垣間見ることができ、来場した女子高校生のみなさんは、真剣に見入っていました。
八草キャンパスの1号館特設ステージでは、「女子学生パネルディスカッション」を開催。6名の現役女子学生たちが、愛工大の魅力や学内で好きなところなど、質問に対してパネルに書いて回答。「ここのカフェメニューが好き」「1号館のトイレはキレイ」など、女子ならではの回答に、会場は大いに盛り上がっていました。
専攻デモンストレーションPickup!
専攻デモツアーは、多数あるテーマとそのデモンストレーションの中で、何を見ればいいのかわからないという高校生に向けて、専攻ごとにツアーを組んで案内するものです。1号館入口で参加者を募り、在学生が誘導。迷わずに見たいデモや知りたい発表を効率よく見学できるようになっています。
電気学科 | 電気工学専攻 電子情報工学専攻 |
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人とコミュニケーションをとったり、実際に見たり触れ合ったりすることで癒しを与えてくれるケアロボットなどを製作。その作品のひとつとして海洋生物型生体模倣ロボットを、プールの中で泳がせ、そのリアリティあふれる動きに高校生たちは「これがロボット?」と興味津々に見入っていました。中には構造について質問する人もいて、丁寧な説明に感心していました。
2016年5月に行われた日本電機自動車レース協会主催のCQEVミニカーレースに出場したミニカートに試乗できました。手巻きモータと電流制御プログラムを作成したCQEVカートに実際に乗った高校生たちは、想像以上のスピード感に驚いた表情を見せていました。屋外での試乗イベントは人気で、常に列ができている状態でした。
応用化学科 | 応用化学専攻 バイオ環境化学専攻 |
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身近にある接着剤は、どのようにしてものがくっつくのか、その原理を実験。金属板に水を入れ、液体窒素の中に入れて瞬間冷却。横に引っ張っても板は離れないが、ひねるとあら不思議!簡単に離れて、驚きの表情を見せる高校生たち。そのほか、接着剤の種類と違いについて説明を受け、女子高校生たちは「なるほど、おもしろい!」と頷いていました。
バナナからDNAを取り出す実験を実施。抽出するための専用の機械を手に、使い方を大学生らに教えてもらいながら、実際に抽出。白く濁ったものがDNAとの説明に、興味津々に見入る高校生たち。「初めて見た!」と感動の声もあがっていました。そのほか、大腸菌を顕微鏡で見るなど、知っていたけど初めて見るものに、目を輝かせていました。
機械学科 | 機械工学専攻 機械創造工学専攻 |
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コンピュータで安定を保って走行する一輪車やバイク型二輪車の展示と実演を実施。自立する二輪車をコントローラーで動かす体験を行いました。バランスをうまく取りながらコンピュータ制御により走行する二輪車についての丁寧にかつ面白い説明に、参加者たちは聞き入っていました。
オープンロケットというソフトでロケットをパソコンで設計し、模型を作成する体験。ロケットの実際の打ち上げ映像を見ながら、高さや飛距離などの計算の方法なども説明していました。ラグビー場を使って、実際に模型を打ち上げる現場を見学することもでき、見学を希望する多くの高校生や家族の人たちで、賑わっていました。
土木工学科 | 土木工学専攻 防災土木工学専攻 |
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清流にしか棲まないと言われているカワゲラの生態についての研究結果の展示と、本物のカワゲラが見られるコーナーを設置。どこに多く生息しているかマップを使ってわかりやすく説明してもらえ、今後の土木工事に伴う、環境維持の課題について、研究室の学生とともに、じっくりと語り合う高校生の姿がありました。
橋梁に使われる、プレストレストコンクリートと言われるものに実際に触れて、強度などについて説明。またコンクリートブロックにひび割れが起こらないために、どのような材料を混ぜればいいのかなど、実際に様々な材料を見ながら、その違いについてもわかりやすく解説し、ダムやトンネルに興味があると言う高校生たちは真剣に話を聞いていました。
建築学科 | 建築学専攻 住居デザイン専攻 |
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折り紙を使ってブロックを作り、ジョイントしていく方法を説明書を見ながら体験。遊び感覚でできるとあって、親子で楽しそうにチャレンジする姿が見られました。有名建築家による模型の展示には、建築家自身へのインタビューの動画も流れ、関心のある建築家の話にじっくりと聞き入る高校生の真剣な表情が印象的でした。また階段には学生による課題作品が展示されており、「すごい!」と感嘆の声が聞こえてきました。
LEDと白熱電球を使い、空間デザインにどのような影響を与えるかを実験。その違いに驚く高校生がたくさんいました。また住宅の断熱性能などについての実験、展示は、保護者の方が興味を持ったようで、説明を真剣に聞いていました。毎日の生活に密着したテーマだけに、関心の高さがうかがえました。
経営学科 | 経営情報システム専攻 スポーツマネジメント専攻 |
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自由ヶ丘キャンパスの近くにある商店街「自由ヶ丘プラザ」と連携し、商店街の活性化に向けた企画案を展示。商店街の各店舗の紹介と、そこで利用できるクーポンを作成し、地域まつりの一環としてオープンキャンパスでくじ引きイベントを実施。地域の子供たちにも大盛況で、地域とともに大学ができることは何かを考えさせる、「生きた」デモンストレーションでした。
レオナルドダ・ヴィンチが描いたウィトルウィウス的人体図に示されている、人体図の中に重要な黄金比なるものが隠されています。その黄金比の謎に迫り、自分の体の黄金比を計測して比べてみるデモンストレーションを実施。縦と横の比率を実際の計測値から割り出し、どれだけ近いか、離れているかが数値でわかり、意外にカッコイイんだ!と喜ぶ女子高生も。
情報科学科 | コンピュータシステム専攻 メディア情報専攻 |
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1/10スケールのロボットカーが、コース上にある白線などを自ら認識しながら自律走行する様子を見学。交差点でいかに角度を認識して曲がるのかなど、その瞬間の画像を見ながらコンピュータ制御の技術について、多くの参加者が感動していました。また流行りのドローンをパソコンを使って誘導。高校生も実験に参加し、離陸、着陸を操作しました。
学生が作ったプロジェクションマッピングの作品を大画面で発表。人に見られるもの、人を満足させるものを目指して研究しているとの説明を聞きながら、実際にどのようなアプリを作っているかなどを、その過程を含めて解説。またメディアに取り上げられたアプリも紹介し、時代の最先端をいく取り組みに、高校生たちの間でも話題になっていたデモンストレーションでした。
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