カリキュラム 建築学専攻
カリキュラム紹介
一級建築士の資格取得を大きな目標とし、基礎から専門分野まで個人の特長を活かした選択が可能なカリキュラム構成となっています。
PICK UP 講義
【1年】基礎知識に加え、製図の基礎など技術もしっかりと身につけます
木や鉄骨など各種構造物に加わるさまざまな負荷・荷重に対して安全性を確保する「構造設計」を理解するため、その力学的な基礎である構造力学の知識修得をめざします。
【2年】さまざまな工法のしくみや歴史、性質など、建築の本質を見つめます
普及度の高い建築CADソフト「AutoCAD」に触れ、その操作を通してCADの実用性・有用性を理解するとともに、基本的なCAD操作と実践的な設計スキルを身につけます。
【3年】「計画・意匠」「構造・材料」「環境・設備」を学び、総合力を養います
事務所ビルを題材として空気調和設備を設計し、図面作成を通して空気調和設備設計の手法(熱負荷計算や熱源機器の容量算定、ダクト・換気・配管系統の設計など)を理解します。
【4年】業界の実状に沿った実践的な研究で即戦力となれる力を身につけます
建築物の安全性・快適性を向上させる知識修得のため、構造・材料および環境・設備に関連する各試験項目について、目的、原理、手順、結果の評価方法などについて実験を通して学びます。
卒業研究には論文と設計があります。卒業論文は、調査・実験で得られたデータの分析・検討・評価・考察などを行い、論文にまとめます。卒業設計は、設計テーマを設定し、テーマに沿った提案を設計図面・模型などにまとめます。
PICK UP 研究室
折紙工学を発展させ、1枚の板材から驚きと美しさを併せもつ3次元立体をつくる研究を行っています。私が開発した回転建立方式(RES)は、国内外から反響を得て、各国の展示会に招待され、商品化もされました。将来的には、現実の建築物として実現すると確信しています。未知なる造形を創造し、未来の人々と共有することが目標です。
現代は、省エネを考慮せずには建築物を建てることが難しい時代。私たちは、建築物の熱環境シミュレーションのための気象要素のモデル化に取り組み、建築内部の環境設計を適切に行うための研究をしています。国内外の研究機関と協力し、建築気象データの測定・整備も実施。省エネニーズの高い東南アジアの環境問題にも役立つ研究です。