柊紫乃教授が日本原価計算研究学会賞を受賞
2024.09.12
経営学部
受賞・表彰
経営学科の柊紫乃教授が、管理会計学者の上總康行氏(京都大学名誉教授、福井県立大学名誉教授)との共著、上總康行・柊紫乃「現場改善会計論 改善効果の見える化」(中央経済社、2023年)により、2024年度の日本原価計算研究学会賞(著作賞)を受賞しました。
提唱した「現場改善会計論(Gemba Kaizen Costing:GKC)」は、機会損失の概念を導入した新しい原価計算論です。右肩上がりの経済成長が終焉し、多くの日本企業は余剰生産能力が利用されず機会損失が生じています。改善効果額を「原価低減額+機会損失額」として定式化し、創出された余剰生産能力の管理方法を4つに類型化することで、会計上の改善効果を補足・計算できることを解明しました。GKCは、本学HP産学連携の技術シーズ集にも掲載されています。