建築社会システム研究室チームが 日本建築学会設計競技で支部入選
2025.01.10
工学部
工学研究科
受賞・表彰
日本建築学会設計競技 2024で、建築社会システム研究室(野澤英希建築学科教授)のチームが支部入選しました。
チームは、岡田大輝さん(大学院博士前期課程1年・愛知県立刈谷北高校出身)、李佳泉さん(同2年・東邦高校出身)、倉橋希実さん(同1年・滝高校出身)、柴田誠也さん(同1年・愛知県立小牧南高校出身)、嶋根由佳さん(学部2年・愛工大名電高校出身)の5人です。「足るを知る暮らし -村の精神を手がかりとした放置竹林活用による源流村の再構築-」と題して作品提出しました。
かつての「⾃ら地域の⼿⼊れをする暮らし」をコモンズと定義しました。⽮作川の源流域である⻑野県下伊那郡根⽻村には「⾜るを知る」精神に則り、その場にあるものを⽤いて、村⺠が協⼒して暮らしを形作っていました。しかし、出稼ぎや利便性を求め都市部へ⼈⼝流出した結果、「⾜るを知る」精神は失われ、放置⽵林という地域課題を抱えることとなりました。
そこで、⽵を "資源" として捉え直し、それを活⽤して源流域と下流域の⼈が関わりながら、かつてあった「⾜るを知る」精神を持ちあわせたコモンズを再構築します。
受賞学生たちは「初の入選をとてもうれしく思うとともに全国へ行くためには何が必要だったかを考え続けなければならない作品だと感じます。竹を使い住民が街を整備していくことの可能性や今後の未来に期待したいです」と話しています。