情報科学科のデジタルカルチャー研究室(小栗真弥講師)に所属する3年生・濱岸桃子さん(愛知県立愛知総合工科高校出身)が、オージス総研が主催するソフトウェアアイデアコンテスト「OGIS-RI Software Challenge Award 」 一般部門で優秀賞を受賞しました。

  若い学生の発想力に期待するコンテストで、今回は「ひっくりかえる」というテーマで革新的なアイデアを募集しました。

 一般部門に全国から109 作品の応募があった中、受賞した濱岸さんの作品は、"逆転教育アプリ"と銘打った「Reverch」です。現代の中高生は日常的にデジタルツールを使っているのに対し、多くの学校でいまだに昔ながらの授業が続いているという現状から、アイデアが生まれました。

 アプリの「生徒モード」では、宿題や練習問題を解いたり、作成したノートを共有できたりする自己学習機能や、生徒同士が教え合う SNS のような機能、カレンダーで学習予定を管理できる機能などがあります。ここまでは従来のアプリにもありそうな機能ですが、本アプリは、生徒が教師の立場となる「教師モード」に移れるのが特徴です。問題を作成したり、自分が役に立った動画を共有したり、問題を解き合うバトルモードに移ることができます。これらのモードを通して理解と自己効力感が高まり、インタラクティブな学習体験や他者と協働して学び合うスキルを養えます。

 プレゼンの中で紹介したデモ画面のデザインは、すでに商品化されているかと思えるほどの完成度で、そのアイデアとあいまって高い評価を受けました。

 アプリの詳細や授賞式の様子は、以下のオージス総研のWebページで公開されています。

https://www.ogis-ri.co.jp/otc/hiroba/Report/osca/2024/

賞状
賞状