情報科学科のCGメディア研究室(水野慎士教授)に所属するメディア情報専攻4年の上村杏由菜さんと齋藤吉平さん、そして水野慎士教授が、情報処理学会シンポジウム・インタラクション2025のインタラクティブ部門で発表した研究によりUnity賞を受賞しました。

 同インタラクションは、ユーザインタフェース、可視化、仮想/拡張現実、ユビキタスコンピューティングの研究者と実務者が一堂に会し、インタラクションに関わる最新の技術や情報を交換し議論する、この分野で国内最大級のシンポジウムです。インタラクション2025の参加者は約800人で、発表件数は約300件でした。

参考URL
https://www.interaction-ipsj.org/2025/

 受賞研究の発表タイトルは、「現実空間とCG空間を往来するミニカーコンテンツの開発」というものです。これは、レールを走るミニカーがトンネルに入ることでバーチャル世界に移動して、バーチャルならではのレースを行ったあと、再びリアル世界に戻ってくるというコンテンツに関するものです。ミニカーは逐次三次元スキャンするため、どのようなミニカーでもバーチャル世界に移動させることができます。

 Unity賞は、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社がすべての研究発表の中から最も印象に残った研究を選出する賞で、インタラクション2025では約300件の研究から1件だけが選出されました。実物のミニカーを現実空間とCG空間をシームレスに繋ぎながら新しい体験を創出している部分が高く評価されました。

 研究動画は、以下のCGメディア研究室のYouTubeチャンネルで見ることができます。
https://www.youtube.com/@okurukamo

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