経営学科2年の平田さんが日本設備管理学会東海支部卒業研究発表会で最優秀研究奨励賞
2025.03.21
経営学部
受賞・表彰
令和6年度日本設備管理学会東海支部卒業研究発表会で、経営学科2年の平田あかりさんが「スマート畜産のための機械学習を用いた出荷頭数予測モデルの開発」について発表し、最優秀研究奨励賞を受賞しました。学部2年の学生が学会発表を行うことは珍しく、さらに学会賞を受賞することは極めて稀です。
平田さんは、数理データサイエンス系科目である経営データ解析Ⅰ、Ⅱを受講し、機械学習(AI)の理論とそのプログラミング技法について学習しました。さらに課外に開催されるAIプログラミング勉強会に参加しながら担当教員の指導を受け、畜産業における実データを解析し出荷数を予測するモデルを開発しました。実データ解析では当初、期待した性能が出ずに開発は難航しましたが、さまざまなAIモデルを試した結果、なお改善の余地はあるものの最適なモデルの導出に成功し、成果を学会で発表しました。
平田さんは、「畜産業では現場の経験と勘に基づき出荷数の概数を予測しながら各種業務が遂行されていますが、少子高齢化も進む中で生産効率の向上が求められています。開発したモデルを改良したうえで出荷予測をAIで精緻に行い、最適な生産に結びつくようにこれからも努力していきたいです。さらにはそのことで日本や世界の畜産業を支えていくことにつながればとも思っています」と話しています。平田さんは、本学発のAI・アプリ開発スタートアップ「株式会社フリーヒルズラボ」の役員もつとめており、「スタートアップでの活動も含め、引き続き世の中に役立つソフトウェアの開発を行っていきたいです」と抱負を語っています。

