本学チームがロボカップジャパンオープンで優勝
5月3日〜5日に滋賀ダイハツアリーナで開催されたロボカップジャパンオープン2025で、学生チャレンジプロジェクト(RoboCupプロジェクト(申請中)、指導教員:情報科学科・伊藤暢浩教授)チームの「AIT-Rescue」がレスキューシミュレーションリーグに出場し、優勝を勝ち取りました。
またAIT-Rescue_Bチームが、これまでJava言語で開発されていた災害救助チームのプログラムをPython言語で設計開発した取り組みに対して計測自動制御学会からロボカップレスキューシミュレーションリーグ計測自動制御学会賞を受賞しました。
優勝したAIT-Rescueチームは、鈴木涼介さん(経営情報科学研究科 博士前期課程 経営情報科学専攻2年・愛知工業大学名電高校出身)、藤井駿太郎さん(同専攻1年・長野県飯田OIDE長姫高校出身)、山本竜甲さん(同専攻1年・愛知県立蒲郡東高校出身)、島田優希さん(同専攻1年・愛知工業大学名電高校出身)の4人と伊藤教授、岩田員典愛知大学経営学部教授が参加しました。
学会賞を受賞したAIT-Rescue_Bチームは、新美舜也さん(情報科学部 情報科学科 メディア情報専攻4年・星城高校出身)、水野智貴さん(同学部学科コンピュータシステム専攻4年・豊田西高校出身)、柴田悠仁さん(同学部学科専攻4年・愛知工業大学名電高校出身)、冨岡千遥さん(同学部学科メディア情報専攻3年・愛知工業大学名電高校出身)の4人と伊藤暢浩教授です。
海外チーム11チームを含む56チーム、400名が参加しました。レスキューシミュレーションリーグは、コンピュータ内の仮想的な都市で発生する都市直下型地震に対して、多数の人工知能ロボットが協力して被害を最小限にとどめる、協調的な災害救助戦略を競う競技です。一日にたくさんの地域(都市)で競技を行い、どの地域でも被害を抑えられたチームが勝利します。
AIT-Rescueチームは昨年RoboCup2024世界大会優勝の実力を発揮し、予選、決勝共に1位を守り、優勝を勝ち取りました。
AIT-Rescue_Bチームは残念ながら3位でしたが、これまで同リーグで用いられてきたJava言語による災害救助チームを世界で初めてPython言語で記述し、同リーグの今後に向けての貢献を評価され、計測自動制御学会から「ロボカップレスキューシミュレーションリーグ計測自動制御学会賞」を受賞しました。
AIT-Rescueチームは、今年7月にブラジル・サルバドールで開催されるRoboCup2025世界大会に出場が決定しており、「世界一、連覇を達成できるように頑張ります」と意気込んでいます。一方で、AIT-Rescue_Bチームは「まだまだ知識も経験も足りていないので、しっかり勉強して頑張ります」と話しています。


