メディア検索処理研究室の鳥居優華さんが電子情報通信学会で卒業研究発表会優秀賞を受賞
受賞者
情報科学科コンピュータシステム専攻 令和6年度卒業
研究室(指導教員)
学会・大会名
受賞名
受賞日
受賞テーマ
研究目的
メディア検索処理研究室は、人の役に立ち生活の質(QoL: Quality of Life)を高めるアプリケーションやサービスの研究に取り組んでいます。本研究では、聴覚障害者との豊かなコミュニケーションのために重要な手話の普及促進を目指して、健聴者も簡単・効果的に学べる手話自主学習支援システムの研究を行っています。
研究内容
ディープラーニング(深層学習)モデルを用い、カメラで撮影した手指からその特徴量を検出することで、手話の一種である指文字の認識を行います。その認識結果と特徴量を用い、学習者が模倣した指文字の正誤判定だけでなく、間違い部分をフィードバックして自主学習効率を高めるアプリケーションを開発しました。被験者評価実験により、書籍学習より効率的に学習できることを確認しました。
今後の展望
今後の取り組みとして、アプリケーションの改良によるユーザビリティ向上、対象手話の拡張、被験者評価実験の規模拡大などが挙げられます。また手話自主学習支援システム研究全体としては、認識性能の向上やWebアプリケーションとしての実現・サービス化を挙げることができます。
また本研究は、先日東京ビックサイトで開催された2025 NEW環境展で本学SDGs取り組みの一例としてデモ展示を行いました。なお本研究は、JSPS 科研費JP23K11377 の助成によります。
参考URL
