2025831日~93日に仙台(秋保温泉)で開催された19th International Workshop on Informatics (IWIN2025)において、情報科学科 行動情報科学研究室(梶 克彦教授)に所属する院生がBest Presentation Awardを受賞しました。

受賞者
伏屋恒輝さん
経営情報科学研究科 博士前期課程 経営情報システム専攻1

受賞
Best Presentation Award

タイトル
Rhythm Rally: Entertainment Sport Combining Table Tennis and Rhythm Game

著者
Koki Fuseya, Katsuhiko Kaji

本研究では、卓球とリズムゲームを融合させた新たなエンタメスポーツ「リズムラリー」を提案しています。スマートフォン内蔵の加速度センサを利用し、卓球のラリー中におけるヒットのタイミングを検出し、そのデータをもとにリズムゲームとしての判定処理を行う。ホスト側では音楽を再生し、その拍に対して返球のタイミングが合致した場合には「GOOD」、ずれた場合には「MISS」と判定される。MISSが続くと音源のピッチが低下し、プレイヤーに不快感を与えることでリズムを意識したプレイを促します。これにより、初心者でも楽しめるだけでなく、一定間隔でラリーを行うことで卓球の技術向上にも繋がる構成となっています。プレイヤー同士がリズムの維持を意識して協力する要素もあり、単なるゲームではなく、楽しみながら練習できるスポーツとしての価値も持っています。本研究は、IoT技術の応用によってスポーツとエンタメを融合した新しい体験の創出を目指すものです。

受賞コメント
修士課程に進学して初めての英語での学会発表で、不安もありましたが、研究の魅力や新規性を最も理解しているのは自分自身だという思いから、自信を持って発表することを心がけました。言語が日本語であっても英語であっても、伝える姿勢は変わらないと考え、堂々と発表に臨み、その結果、「Best Presentation Award」という光栄な賞をいただくことができ、大変嬉しく思います。今後もこの経験を糧に、より一層研究活動に励んでいきたいです。

伏屋さん:卓球ラケット型スマホケースを保持しています
伏屋さん:卓球ラケット型スマホケースを保持しています