電気学科4年の種田匠真さんが、外務省が実施する対日理解促進交流プログラム「JENESYS2024」の大学生訪韓団(第1団~第2団)に参加しました。日本の大学生ら89人の一員として、韓国の歴史や先端技術などを学び、日韓同世代で交流を深めた67日の活動を報告します。

■訪韓団体験レポート

種田匠真

 このたび、訪韓団の一員として韓国を訪れ、39日から315日の1週間にわたる研修を通じて韓国の歴史・文化・社会について学ぶ貴重な経験をしました。
 研修では、烏頭山統一展望台やソウル市庁舎を訪れ、韓国の歴史や統一問題、日韓関係について学ぶ機会を得ました。特に統一展望台では、北朝鮮の風景を目の当たりにし、韓国が抱える分断の現実を実感しました。また、現地の大学生との交流を通じて、日韓の若者の相互理解の重要性を感じました。韓国の学生の多くが日本のアニメやドラマを通じて日本に興味を持っていることを知り、文化を通じた交流の可能性を強く感じました。一方で、韓国では歴史教育が徹底されており、過去の歴史問題への関心が高いことも印象的でした。
 文化体験として、韓服の着用や韓屋での宿泊を通じて、韓国の伝統文化に直接触れる機会がありました。韓服の色鮮やかで曲線的なデザインや、オンドルによる温かい床文化など、日本の文化との違いを実際に体感することができました。
 今回の訪韓団での経験を活かし、研修で得た学びを多くの人と共有することが重要だと考えています。また、今後も韓国の社会や日韓関係について学びを深め、国際的な視野を持ち続けたいと考えています。興味のある方はぜひ応募してみてください。

JENESYS2024とは
 外務省が実施している対日理解促進交流プログラム 「JENESYS2024」は、日本とアジア大洋州の各国・地域との間で、対外発信力を有し将来を担う人材を招聘・派遣し、対日理解の促進を図るとともに、親日派・知日派を発掘し、日本の外交姿勢や魅力等を積極的に発信してもらうことで、対外発信を強化し、日本の外交基盤を拡充することを目的としています。今回の大学生訪韓団は、日本全国から選抜された大学生が韓国を訪問し、韓国への理解を深め、日韓の相互理解を促進することを目的としたプログラムです。

訪韓団集合写真
訪韓団集合写真
統一展望台から見た北朝鮮
統一展望台から見た北朝鮮
成果報告会の様子
成果報告会の様子