2025106日から12日までの一週間、中国・南京市の東南大学から学部生10名と職員2名による「2025年東南大学赴日本愛知工業大学訪問学生団」が来日し、大阪、京都、瀬戸、八草キャンパスなどを訪問しました。

 本訪問は、姉妹校として長年交流を続ける両大学の絆をさらに深め、日本文化の理解と学生同士の交流を目的として実施されました。期間中、大阪・関西万博や京都の歴史的建造物を見学したのち、八草キャンパスで大学祭の見学と学生交流が行われました。今回来日した学生の多くは初めての日本訪問であり、文化や学生生活に触れる貴重な機会となりました。

 八草キャンパスでは、本学から9月に東南大学を訪問した学生代表訪中団の学生16名が、東南大学の学生たちを温かく迎えました。大学祭では、工科展や模擬店、メインステージをともに巡り、翻訳アプリや英語でコミュニケーションをとりながら日本の学生生活に触れました。

 交流会では、短期留学で来訪中の東南大学大学院生10名も加わり、両大学の学生が企画したゲームや特技披露を通じて活発に交流しました。フルーツバスケット、○×クイズ、だるまさんがころんだ、じゃんけん列車のほか、ジブリ映画の主題歌の口笛演奏や紙テープを使った摩擦トリックなどが披露されました。じゃんけん列車では、『となりのトトロ』の歌にあわせて列が徐々に伸びていき、最後には、勝ち抜いた参加者を先頭に両大学の学生がひとつの輪になり、短い時間ながらも心が通い合いえたことを感じさせるひとときとなりました。

 交流会後の懇親会では、互いに感謝の言葉を伝え合いながら、記念の品を手渡して交流を締めくくりました。その後、帰路につく訪日団の学生たちを名残惜しく見送り、今回の訪問を通じて、学生たちは互いの文化や価値観を理解し合い、両大学の長年の交流を次の世代へとつなぐ貴重な機会となりました。

東南大学訪日団と本学学生による集合写真
東南大学訪日団と本学学生による集合写真
じゃんけん列車の最後に、両大学の学生がひとつの輪に
じゃんけん列車の最後に、両大学の学生がひとつの輪に
手作りのアイロンビーズ作品を紹介する学生
手作りのアイロンビーズ作品を紹介する学生