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まるごと体験ワールド

2014.08.08 イベント

開催日:2014年8月2日(土)

小中高生のみなさんに、さまざまな実験・実習・体験をとおして、理科の楽しさを実感してもらうイベント「まるごと体験ワールド」が、8月2日(土)に学内の各教室で開催されました。12の体験講座に、約250人の子どもたちが参加。付き添いのご家族や友達と一緒に、科学とものづくりに触れる一日を過ごしました。

「いなむらの火」

1854年の安政東海地震の津波から村を守った庄屋さんの物語「いなむらの火」の紙芝居を題材にした、パソコンぬりえ体験講座。ふだんは学生の映像制作などに使われている最新のMacルームで、「イラストレーター」という本格的なデザインソフトを使用。大型プロジェクターに映される説明を見ながら操作方法を覚えて、各自好みの色に塗っていきます。家でパソコンを触ったことがないお子さんも、いったんコツを飲み込んだら、あとはおもちゃ感覚で楽しく作業。できあがったオリジナル紙芝居をプリントアウトして持ち帰りました。講座では、学生が作ったコンピューターグラフィック映像の上映も行われ、迫力のある映像に親子で見入っていました。

「おりがみブロック」おりがみ積み木(スポンジキューブ)で何でも作ろう」

4枚の折り紙で作る「スポンジキューブ」を組み合わせて、いろいろな形や大きさの折り紙模型を作る講座。この講座では基本、先生からの説明はなし。配られたマニュアルを見ながら、自分の手で標準ブロックを作っていきます。どうしてもわからないところだけ質問をしながら、黙々と折り紙と向き合う子どもたち。綺麗な形にするためには、丁寧な作業と根気が必要です。いくつもの標準ブロックを作っては、ジョイントでつないでだんだん大きく、複雑な形に。付き添いのご家族も、お子さんと一緒に作るうちに、いつの間にか夢中になっていました。

「パソコンで電子紙芝居を体験しよう」

パソコンのプレゼンテーションソフト「パワーポイント」のスライド機能を使った電子紙芝居づくり講座。紙芝居の作り方、電子紙芝居の特徴などを簡単に説明してもらったあと、用意された電子紙芝居を使って、参加者が電子紙芝居にチャレンジ。最初は照れくさそうにしていた子どもたちも、他の人の発表を聞くうちに少しずつその気に。紙芝居を読む楽しさ、聞く楽しさを体験しました。発表のあとは、電子紙芝居に欠かせないアニメーションづくり。イラストを選んで、回転させたり、拡大縮小したり。できあがったアニメーションは、家に帰ってからも遊べるように、USBメモリに保存して持ち帰りました。

「みんなで作るCGアニメーション」

「キネクト」というモーションキャプチャデバイスを使って、3Dコンピュータグラフィック制作を体験する講座。スケッチブックに好きなキャラクターを書いたあと、カメラの前に立って体を動かすと...なんとキャラクターが画面の中で同じように踊りだします。さらに画面の前で手を上に上げると、みんなが作ったキャラクターが画面の中でジャンプ! 別のコーナーでは、マーカーで描いた模様をカメラに映すと、色がついた部分がもっこりと膨らんで3D画像に。映画やゲームなどを中心に広がりつつある最新の3D技術を、身近に感じることができました。

この他にも「雨が降り出すと電子オルゴールがなる雨降り警報器をつくろう」「ルミネッセンスアメーバをつくろう」「ペットボトルで簡単ロケットをつくろう」「とよたのヒノキで木工体験しよう」「ロボットカーをつくろう」「明るくなると電子オルゴールが鳴るめざまし装置をつくろう」「光る物質をさがそう」「みんなで作るCGアニメーション」「プログラミングを体験しよう」などの講座が開かれました。

参加者には学生食堂の食事券が配られ、ふだん大学生が利用している食堂での昼食も体験しました。
最新のコンピュータ技術に触れたり、手作りの楽しさや奥深さを知ったり、いままで知らなかった世界を覗いたり。「まるごと体験ワールド」をきっかけに、参加者のみなさんがさらにいろいろなものに興味を持ち、成長していってくれることを願っています。頑張れ!未来の科学者&技術者たち!

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