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大学院の蛇川客員教授にデミング賞 品質管理で優れた成果

2015.12.01 受賞・表彰

 大学院経営情報科学研究科の蛇川忠暉客員教授(トヨタ自動車顧問、日野自動車特任顧問)は、日本科学技術連盟が制定するデミング賞各賞のうち個人が対象のデミング賞本賞を受賞しました。この賞は総合的品質管理(TQM)で優れた成果をあげた企業や個人を表彰するものです。

 デミング賞は戦後の混乱期に来日し、統計的品質管理を普及させて日本製品の品質を世界最高水準に高めることに貢献した米国の故デミング博士からの講義録の印税などを基金として1951年に創設されたTQMに関する世界でも有数の賞です。

 蛇川客員教授はトヨタ自動車副社長時代にTQMを発展させた評価方式を使って仕入れ先の品質向上に努めたことや、経営再建のため移籍した日野自動車社長時代には従業員の意識改革や顧客目線による品質重視の経営を導入し、経営面で大きな成果を挙げたことが評価されました。授賞式は11月11日、経団連会館で行われ、蛇川客員教授も記念講演しました。

 本学客員教授には一昨年4月に就任、本山キャンパスで年間3回「経営戦略論」の講義を担当しています。昨年秋の叙勲では旭日重光章を受章しました。

写真は、デミング賞を贈られた蛇川忠暉客員教授(前列左から2人目)

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