NEWS詳細

情報科学科4年生2人が学生奨励賞 情報処理学会第79回全国大会

2017.03.23 受賞・表彰

 情報科学科の情報教育システム研究室(菱田隆彰教授)に所属する4年の水谷三千代さんと頼富颯さんが、3月16~18日に名古屋大学で開かれた情報処理学会第79回全国大会で発表し、学生奨励賞を受賞しました。学生奨励賞は、各発表セッション(発表会場)単位で優秀な発表を行った学生に贈られる賞です。
 水谷さんの発表タイトルは「センサとスマートフォンを用いた広告効果を高める対話型デジタルサイネージ」。最近さまざまな場所で見ることの多くなったデジタルサイネージ(電子広告)を有効に活用するため、対話型デジタルサイネージが利用者に与える影響を踏まえ、より自然に店舗に誘導し商品の購買につなげるための仕組みの提案を行なっています。
 頼富さんの発表タイトルは「VRデバイスと人型ロボットを用いた遠隔対話システムの構築」。人型のコミュニケーションロボットPepperが苦手とする柔軟性のある対応を、人がVRデバイスを介して遠隔操作することで、その活用の幅を広げようという仕組みを提案しています。いずれも発表の良さに加え、システムとしての実装状況や実現可能性の高さが評価され、今回の受賞となったようです。
 指導に当たった菱田教授は「今回の研究はどちらも企業(株式会社リオ)との共同研究の一部で、デジタルサイネージやコミュニケーションロボットのポテンシャルを引き出して現実のサービスに活かすことを目指し、彼らがシステム実装の中心となって活動してきました。地道に研究、開発を進めてきた結果が評価されたと思います。4月からは社会人となりますが、この経験を生かして活躍してほしい」とコメントしていました。水谷さんの発表した研究は、共同研究者の長江祐輝さんが大学院に進学し継続していく予定です。

写真㊤ 学生奨励賞を受賞した水谷三千代さん(左)、右は共同研究者の長江祐輝さん
写真㊦ 下学生奨励賞を受賞した頼富颯さん

PAGE
TOP