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院生が情報処理学会第79回全国大会学生奨励賞を受賞

2017.04.13 受賞・表彰
  • ㊧指導教員の澤野准教授、㊨受賞した山口さん

 3月16日~18日、名古屋大学で開催された「情報処理学会 第79回全国大会」の学生セッションにおいて、大学院経営情報科学研究科博士前期課程2年の山口達也さん(ビジュアル情報処理研究室/情報科学科・澤野弘明准教授)が、優秀な発表に対して贈呈される学生奨励賞を受賞しました。


 これまで手話の学習は、手話の学習本やテレビの手話講座のほか、手話教室へ出向く必要があるなど、学習を継続するにはハードルが高く、習得には時間がかかりました。山口さんは手話学習を情報処理技術で手軽に、よりわかりやすく、また手話を使ったコミュニケーションを行うまでを想定したWebアプリケーションを開発し、『手話CG Wikiのユーザインタフェースの評価』と題し発表しました。
 手の位置や移動の順序など、必要な情報を選択しチェックを入れるだけで、画面上に現れたCGキャラクターが自動的に手話の動作を行います。指導者が手話の単語を順次登録することで、「手話事典」として手話情報のデータベース化を進め、学習者はCGキャラクターの手の動きを一つ一つ確認することができるため理解度が深まります。

 山口さんは「将来的には蓄積したデータベースを基にカメラで手話を読み取り、音声や字幕へ変換するといったさまざまな活用も視野に入れ今後も研究をつづけます」と話しています。

※青字部分をクリックするとイメージを動画で確認できます。

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